待機的手術後の世界的な患者転帰:低、中、高所得の 27 ヵ国でのコホート調査

・国際的な取り組みが患者の外科的治療へのアクセスを増加させているため、手術の悪影響を理解し、適切なレベルの周術的ケアを明らかにする必要性がある。

・著者らは、27 カ国で成人入院患者の待機的手術後の転帰についての国際的な 7 日間のコホート研究を計画した。主要評価項目は、院内合併症であった。副次評価項目は、合併症後の死亡(救命できなかった)と院内死亡であった。経過尺度は、術直後の集中治療室への入室、あるいは合併症治療、縫うイン機関であった。集中治療についてはm全ての国で、同じ定義が使用された。

・高所得 19 ヵ国、中所得 7 ヵ国、低所得 1 ヵ国の合計 474 病院が一次分析に含まれた。データには 44814 人の患者が含まれ、入院期間の中央値は 4(範囲 2-7)日であった。合計 7508 人の患者(16.8%)が 1 つ以上の術後合併症を発症し、207 人が死亡(0.5%)した。合併症を発症した患者の全体の死亡率は 2.8% であった。合併症後の死亡率は、肺塞栓症の 2.4% から心停止の 43.9% の範囲であった。手術直後に集中治療室に入室した患者は合計 4360人(9.7%)であり、2198 人(50.4%)が合併症を発症し、105 人(2.4%)が死亡した。合併症治療のために集中治療室に入室した患者は 1233人(16.4%)で、119 人(9.7%)が死亡した。ベースラインのリスクは低いものの、高所得国と比較して低所得および中所得国においても同様の結果を示した。

・入院手術後の患者の不良転帰はよく見られる。外科治療へのアクセスを増やすための世界的な取り組みは、安全な周術期ケアの必要性にも取り組むべきである。

[!]:術後合併症を発症すると、死亡率が 5~6倍にもなるのか。
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【出典】
Global patient outcomes after elective surgery: prospective cohort study in 27 low-, middle- and high-income countries.
Br J Anaesth. 2016 Nov;117(5):601-609.

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