迅速挿管のためのロクロニウムvs サクシニルコリン:Cochrane 系統的レビュー

・この系統的レビューは、ロクロニウムが迅速気管挿管時にサクシニルコリンの挿管条件に匹敵する挿管条件を生み出すかどうかを調査するために行われた。

・著者らは、迅速、あるいは修正迅速挿管に際してロクロニウムとサクシニルコリンを比較して挿管条件を報告している無作為化比較試験または対照臨床試験について、Cochrane Central Register of Controlled Trials (CENTRAL; 2015、Issue 2)、MEDLINE(1966 年から 2015 年 2 月第 2 週まで)、EMBASE(1988 年から 2015 年 2 月 14 日まで)を検索した。

・ロクロニウムの最低投与量は 0.6mg/kg であり、サクシニルコリンは少なくとも 1mg/kg であった。66 件の研究が同定され、50 件が含まれ、参加者は 4151 人に相当した。全体として、優れた挿管条件(リスク比(95%CI)0.86(0.81-0.92)、n=4151)、臨床的に許容される挿管条件(リスク比(95%CI)0.97(0.95-0.99)、n=3992)を達成するのにサクシニルコリンの方がロクロニウムよりも勝っていた。この試験の中で検出バイアスの発生率が高いことは、有意な異質性と結びついて、これらの結論についてはエビデンスの質が中程度であることを意味する。

・サルシニルコリンは、オピオイド使用の有無にかかわらず(リスク比(95%CI) 0.85(0.78-0.93)、n=2292、または 0.85(0.76-0.95)、n=1428)、導入剤としてチオペンタールを使用した場合、優れた挿管条件を生み出す可能性が高かった:リスク比(95%CI)0.81(0.73-0.88)、n=2302)。

[!]:ロクロニウムの使用量にもよるんだろうな。通常 RSI で使用するロクロニウム量は、0.9mg/kg が国内の保険診療では可能だ。
画像


【出典】
Rocuronium vs. succinylcholine for rapid sequence intubation: a Cochrane systematic review
First published: 9 May 2017 Tran DTT, et al. First published: 9 May 2017

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック