HEAVEN 基準:新しい困難気道予測ツールの導出

・気道管理は、重症疾患患者と負傷患者の管理において極めて重要である。困難気道を予測するための現在のツールは、緊急気道状況において適用が制限されている。本研究の目的は、緊急挿管のための新たな困難気道予測ツールを導くことであった。

・1 回以上の試行を必要とした航空医療現場での連続した迅速挿管患者集団において、後ろ向き的記述分析を実施した。デルファイ法を使用して、パフォーマンス改善データベースの一部として処置者が報告した気道確保失敗の病因を分類した。病因は 6 つのカテゴリに分類され、思い出しやすいように頭字語が導出された。

・全部で 504 人の患者がスクリーニングされ、63 人(12%)の患者で挿管の初回試技が不成功であったと確認された。全 63 例(100%)が 1 つ以上のカテゴリー(HEAVEN 基準=Hypoxemia:低酸素血症、Extremes of size:極度の大きさ、Anatomic challenges:解剖学的問題、Vomit/blood/fluid:嘔吐/血液/体液、Exsanguination/anemia:出血/貧血、Neck mobility issues:頚部可動性の問題)に置かれた。データベースのサイズは比較的少な目であり、多くの患者には 1 つ以上の基準があり、有病率の計算を行うことができなかった。

・HEAVEN 基準は、緊急気道要員によって前向きに適用できる困難気道の予測因子セットを表しており、気道の意思決定に役立つ可能性がある。これらの基準は前向きに検証する必要がある。

[!]:「LEMON 基準」が、実際の現場では、評価不可能なものも含まれていることから、新たな基準を作成しようという試みのようだ。

【出典】
HEAVEN Criteria: Derivation of a New Difficult Airway Prediction Tool
Air Medical Journal Air Medical Journal Published online: April 26, 2017

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