LEMON 法は簡単に適用できる救急外来での気道評価ツールか?

・研究の目的は、米国国家緊急気道管理コースの開発者によって考案された「LEMON」法が、救急蘇生室で治療を受ける患者の気道評価ツールとして容易に適用できるかどうかを評価することであった。

・2002 年 6 月から 2003 年 1 月まで英国の教育病院蘇生室で治療された 100 人の患者を、「LEMON」法に基づく基準で評価した。

・この方法の「Look」セクションの 7 つの基準すべてを適切に評価することができた。「Evaluate」セクションのデータは、10 人の患者では得られず、切歯間距離が最も問題となる項目であった。Mallampatti スコアは 43 人の患者で測定できず、残りの 57 人の患者の 32 人では仰臥位で評価しなければならなかった。全患者において、気道「Obstruction」と「Neck mobility」の評価を行うことができた。

・「LEMON」法の「Look」、「Obstruction」、「Neck mobility」項目は、救急蘇生室で治療を受ける患者において評価するのが最も簡単である。「Evaluate」と「Mallampati」の項目は、蘇生室に搬入される患者集団では、あまり簡単に評価できず、これらの評価は問題となることが多く、不正確になりがちである。「LEMON」気道評価法は、選別されない蘇生室患者には完全には適用できない可能性があり、「Evaluate」と「Mallampati」の項目に関する情報は必ずしも入手できない場合がある。

[!]:ちょっと古い論文だが、LEMON 法の限界について言及したもの。特に、意識障害がある場合には、開口度を評価したり、Mallampati 分類は評価することができない。通常の麻酔科術前診察では評価可能な項目も、緊急手術に際しては、意識障害のある患者もいれば、外傷直後で仰臥位のまま評価せざるを得ない場合もある。
画像

【出典】
Is the LEMON method an easily applied emergency airway assessment tool?
Eur J Emerg Med. 2004 Jun;11(3):154-7.

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