胸膝位での腰椎脊髄神経手術中のラリンジアルマスク換気は妥当である

・本研究は、腰部神経外科手術に際して既に胸膝位にある患者で、麻酔導入後に挿入したラリンジアルマスク(LM)の経験を明らかにしている。

・気道管理(LM 再留置の必要性、LM 挿入失敗による気管挿管の必要性)、予想された困難気道、気道合併症を記録した。必要に応じて、t 検定か、χ検定を用いて群間で統計値を比較した。

・2008 年から 2013 年にかけて総計 358 件の症例を検証した。気管挿管は 108 例で実施され、LM は 250 例(69.8%)で選択された。挿管された患者群では、平均年齢が高く、予想された困難気道の割合が多かった。手術所要時間が長かった(P<0.001、全比較)。LM 挿入と麻酔導入は、LM 換気患者の 97.2% で有効であることが判明した。リークが持続したため、7 例(2.8%)では挿管された。気道管理に伴うインシデンスは、患者の安全を犠牲にすることなく解決された。

・麻酔科医の経験が豊富な場合には、特定の患者に対しては、胸膝位での腰部神経外科手術中の LM による気道管理は妥当である。

[!]:腹臥位でのラリマ挿入は「やってみれば簡単」なのだとか。初めてやる時にはちょっと勇気がいるな。
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【出典】
Laryngeal Mask Ventilation During Lumbar Spine Neurosurgery in Knee-Chest Position is Feasible.
J Neurosurg Anesthesiol. 2017 Jul;29(3):317-321. doi: 10.1097/ANA.0000000000000277.

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