CABG を受ける成人で吸入 vs 静脈麻酔:RCT の系統的レビューとメタ分析

・研究目的は、:オンポンプ、またはオフポンプ冠動脈バイパス移植術を受ける成人で吸入 vs 静脈麻酔の使用を比較することであった。

・大学病院での系統的レビュー。Coctrane Central Controlled Controlled Trials(CENTRAL 2016、Issue 10)、MEDLINE、EMBASE、、LILACS(発足から 2016 年 10 月)のデータベースを検索した。エビデンスの全体的な確実性を評価するために GRADE アプローチを使用した。

・総計で 585 件の研究と合計 6105 件の被験者が含まれた。方法論的な質は、含まれている 35 件の研究(3つ以上の領域がバイアスの不明確なリスクとして評価されていた)で報告されていなかったため、評価が困難であった。セボフルランの 2 件の試験では、手術の 180~365 日以内の死亡が統計的に有意に減少した(RR 4.10,95%CI 1.42~11.79; p=0.009; I2=該当しない、高品質のエビデンス)。オンポンプ CABG 後に必要とした強心薬(RR 2.11,95%CI 1.53~2.90、p<0.00001; I2=0%)および血管収縮剤(RR1.51,95%CI1.04~2.22、p=0.03; I2=0%)サポートの両方について、プロポフォールよりもセボフルランが好ましいとする統計学的に有意な差があった。セボフルランの 2 件の試験(MD -0.22,95%CI -0.41~-0.03; p=0.02; I2=0%)とデスフルランの2 件のさらなる試験(MD -0.33,95%CI-0.45~-0.20; p<0.00001; I2=82%)は、それぞれ、オンポンプ CABG 中と後の心指数に統計的に有意な差を示した。

・セボフルランは、冠動脈バイパス移植術を受ける患者で、プロポフォールと比較して、手術の 180~365 日以内の死亡を減少させ、変力性および血管収縮薬のサポートを減少させるという高品質のエビデンスがある。心係数が、プロポフォールと比較して、セボフルランおよびデスフルランの投与によってほとんど影響されないことを示すいくつかのエビデンスもある。

[!]:CABG では、吸入麻酔薬の方がプロポフォールよりも優れていることがやっとエビデンスとして定着してきたのかな。

【出典】
Inhalation versus intravenous anaesthesia for adults undergoing on-pump or off-pump coronary artery bypass grafting: A systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials.
J Clin Anesth. 2017 Aug;40:127-138. doi: 10.1016/j.jclinane.2017.05.010.

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