トラネキサム酸は、急性大腿骨頸部骨折に対する半/全股関節形成術において安全に出血量を減少させた:無作

トラネキサム酸2.png・著者らは、大腿骨頚部骨折(FNF)に対する関節形成術中に (1) トラネキサム酸(TXA)が輸血の発生率を低下させるか (2) TXA が計算された出血量を減少させるか、(3) TXA 投与による 30 日および 90 日合併症において観察可能な差があるかどうか見極めることを目的とした。

・大学関連レベル 1 外傷センターでの前向き二重盲式無作為化比較試験で、受傷 72 時間以内に半/全股関節形成術を施行した低エネルギーの単独 FNF(AO 31B)患者 138 人を、TXA 群(69 例)か、またはプラセボ群(69 例)に無作為化した。TXA 群では、患者は、100mL 生食に溶解した 15mg/kg の静脈内 TXA をそれぞれ 10 分かけて 2 回、。1 回目は執刀直前、2 回目は創部閉鎖時に投与した。プラセボ群では、100mL の生食を同様に投与した。周術期ケアは、保守的輸血基準を含む他の点で標準化されていた。著者らの主要評価項目、入院中に輸血を受けた患者の割合を調査することであった。副次評価項目は、計測された出血量、入院中に輸血された単位数、および、血栓塞栓事象、創部合併症、再手術、再入院、全死因死亡を含む 30 日と 90 日時点での有害事象の発生率とした。

・TXA は平均輸血量 305 mL(P=0.0005)だけ低下させた。TXA 群の輸血割合の低下傾向がみられた(17% vs 26%、P=0.22)。TXA は、30 日および 90 日での有害事象に差がなく安全であった。

・本無作為化臨床試験では、急性 FNF に対する股関節形成術を受けた患者で、輸血率と全血液製剤消費量の傾向が低下し、TXA 投与が出血量を安全に減少させることが判明した。FNF 患者の管理における TXA の役割をさらに確認するためには、より多くの研究が必要である。

[!]:骨頭置換でもトラネキサム酸入れといた方がいいのかな。

【出典】
Tranexamic Acid Safely Reduced Blood Loss in Hemi- and Total Hip Arthroplasty for Acute Femoral Neck Fracture: A Randomized Clinical Trial.
J Orthop Trauma. 2017 Jul;31(7):345-351. doi: 10.1097/BOT.0000000000000837.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック