肺切除手術における片肺換気中の高度 vs 中等度の筋弛緩

・いくつかの手術に際しての全身麻酔には、筋弛緩薬が必須である。古典的な麻酔学文献は、胸部外科手術での筋弛緩の使用は、片肺換気で側臥位の患者においては有害である可能性おを示している。本研究の主な目的は、患者の筋弛緩の程度に応じて呼吸機能を比較することであった。副次に、著者らは、片肺換気中の筋弛緩は有害ではないことを確認したいと考えた。

・前向きの経時的観察研究が行われ、各患者は治療対象と対照の両方を兼ねた。2013 年に GregorioMaranon 病院で肺切除術を予定され、側臥位で片肺換気を必要とする連続した76 人の患者が含まれた。換気装置のデータ、循環動態パラメーターは、片肺換気中に TOF 反応(極度、高度、中等度遮断)に従って異なる時点に記録された。

・最高圧、プラトー圧、平均圧は、強烈と高度遮断中に有意に低かった。さらに、コンプライアンスと末梢酸素飽和度は、その時点で有意に高かった。高度遮断時には心拍数が有意に高かった。測定中に人工呼吸パラメータは変更されなかった。

・高度筋弛緩は、片肺換気時に観察される不良な肺メカニクスを軽減する。

[!]:片肺換気中は、筋弛緩をしっかり行った方が肺メカニクスが改善するようだ。
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【出典】
Deep versus moderate neuromuscular block during one-lung ventilation in lung resection surgery
Rev. Bras. Anestesiol. vol.67 no.3 Campinas Mar./June 2017

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