小児麻酔時の気管挿管における筋弛緩:メタ分析と試験連続解析

・小児麻酔時の気管挿管における筋弛緩は議論の対象となっている。今回のメタ分析の目的は、小児の挿管条件に及ぼすオピオイドと比較した筋弛緩薬剤(MR)の効果を調査することであった。

・徹底した文献分析による無作為化対照研究のメタ分析。適格基準は、小児における挿管条件(優良:主要評価項目、容認可能:副次評価項目)にに及ぼすオピオイドと比較した MR の効果を調査した、高いリスクバイアスのない臨床試験が含まれた。

・MR か、オピオイドを投与された小児群間で、優れた挿管条件の発生は有意に異ならず、リスク比[95%信頼区間]=1.17[0.96,1.43]、I=36%、研究数=5、患者数=226 人であった。しかし、試験連続解析では、この結果の証明能力の不足、この結果に確実性を付与するための更なる試験の必要性(将来の試験で必要とされる患者数 81 人)が示された。MR を投与された場合の方が、許容可能な挿管条件の頻度が高かった;リスク比=1.25[1.06、1.47]、I=70%、治験数= 6、患者数=362人。この効果は、試験連続解析を使用して確認された。GRADE 分析では、優良と許容可能な挿管条件に対するエビデンスの質は、それぞえ、低および中程度と認められた。

・今回のメタ分析は、気管挿管中の MR の使用は挿管条件の質を改善する可能性があることを示している。これを確認し、挿管に関連する合併症に及ぼす MR の影響を調査するためには、少なくとも 81 人の小児を含むさらなる研究が必要とされる。

【出典】
Muscle relaxation for tracheal intubation during paediatric anaesthesia: A meta-analysis and trial sequential analysis.
Eur J Anaesthesiol. 2017 Aug;34(8):550-561. doi: 10.1097/EJA.0000000000000608.

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