足部と足関節の骨手術後の疼痛管理法の比較

<ハイライト>
・超音波ガイド下坐骨神経ブロックは、足および足関節の骨手術後の術後疼痛を管理するのに安全かつ効果的であるようである。
・夜間に希釈した麻酔薬を使用して坐骨神経を一度ブロックした方が、重度の痛みを和らげるのにより有用であった。
・この麻酔法は、整形外科医によって容易に実施できるので、将来的には人気となる可能性がある。

<要旨>
・著者らは、足部と足関節の骨手術後に術後疼痛管理法の有効性を評価するための前向き研究をで行った。

・2014 年 6 月から 2015 年 9 月まで超音波ガイド下神経ブロックを用いて足部および足関節手術を受けた患者のうち、術後疼痛調査を完全に完了した 84 人の患者が登録された。A 群(30 名)には、オピオイドパッチ(フェンタニルパッチ、25mg)を適用した。B 群(27人)では、術前神経ブロックの約 12 時間後に、希釈麻酔薬(0.2%ロピバカイン、30ml)を坐骨神経に 1 回注射した。 C 群(27 例)では、鎮痛剤(ケトロラック[タラシン]、30 mg)を定期的に筋注した。手術後 6、12j、18、24、48 時間の視覚アナログスケール(VAS)疼痛スコアを調べ、全方法の合併症をモニターした。

・平均 VAS 疼痛スコアは、B 群で低く、手術後 12、18 時間では A 群、B 群、C 群間に統計的に有意な差(P<0.05)を示した。A 群の 4 人の患者は悪心嘔吐をきたした。しかし、他の患者には合併症や副作用はなんら認められなかった。

・足部と足関節の骨手術後の急性期の疼痛を管理するためには、希釈麻酔薬を超音波ガイド下に坐骨神経に注入するのが最も有用な方法のようだ。手術日の夕方に希釈麻酔薬を 1 回注射すると、患者の術後痛がより少なくなった。

【出典】
Comparison of Postoperative Pain Control Methods after Bony Surgery in the Foot and Ankle
Foot and Ankle Surgery Published online: June 26, 2017

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