脊椎麻酔管理時の術前不安レベルと血管迷走神経反射症状との関係

不安2.png・肛門周囲と鼡径部の手術を受ける患者の脊椎麻酔管理中に観察された術前不安と血管迷走神経反射症状との関連性を調査することを目的とした。

・本研究には、鼡径ヘルニア修復、肛門裂傷、痔核および毛巣嚢胞切除の待機手術を受ける患者が含まれた。本研究には、年齢 18~65 歳、ASA I-II の患者 210 人が含まれた。患者は、人口統計的特徴、喫煙・飲酒、ASA 分類、教育レベルに関して評価された。脊椎麻酔の試行回数と血管迷走神経反射症状を伴った麻酔歴、教育レベル、性別、喫煙と飲酒、不安スコアのある麻酔歴との相関を評価した。参加者の不安レベルを調査するために、状態-特性不安検査(State Trait Anxiety Inventory - STAI)のインスタント(一時的)状態不安検査部分が使用された。脊椎麻酔の管理中に観察された末梢血管拡張、低血圧、徐脈、無収縮の臨床所見が記録された。

・脊椎麻酔管理中の血管迷走神経反射の発生率は、不安スコアが高い症例、性別が男性、麻酔歴のない場合に増加することが見られた。教育レベルと脊椎針穿刺回数は、血管迷走神経反射事象には影響を及ぼさないことが判明した。

・脊椎麻酔の適用中に見られる血管迷走神経反射症状を誘発する原因の決定、区域麻酔実施についての患者への十分な説明、術前の抗不安薬治療による不安の緩和が、潜在的血管迷走神経反射症状を予防するのに役立つだろう。

[!]:感情の不安は、自律神経系の不安定さを助長するんだろうな。

【出典】
The relationship between preoperative anxiety levels and vasovagal incidents during the administration of spinal anesthesia
Rev. Bras. Anestesiol. vol.67 no.4 Campinas July/aug. 2017

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