2 種類のラリンジアルマスクを用いた口腔咽頭リーク圧に及ぼす側臥位と気腹の影響

・ラリンジアルマスク(LMA)の十分な換気を監視するための重要なパラメータは口腔咽頭リーク圧(OLP)である。本研究は、LMA?Proseal(PLMA)とLMA?Supreme(SLMA)との間で、OLP と換気効率に及ぼす側臥位と気腹の影響を評価、比較するために考案された。

・患者を PLMA か、または SMLA のいずれかを挿入されるように無作為化した。OLP は、気腹ありの場合となしの場合とで、仰臥位と側臥位の両方で評価した。可能な限り正常 EtCO2 を維持すように分時換気量を増加させた。換気効率は、クラス I(最適、EtCO2 35-45mmHg)、クラス II(準最適、EtCO2 45-55mmHg)およびクラスIII(貧弱、EtCO2> 55mmHg)としてスコア化した。マスクの血液付着や咽頭痛などの LMA に関連した有害事象も記録された。

・各群において、OLP は、気腹の有無にかかわらず側臥位の時より仰臥位の方が高かった(P<0.01)。しかし、気腹は OLP をさらに減少させなかった。PLMA の OLP の方が、体位と気腹の如何にかかわらず、SLMA と比較して高かった(P<0.05 または 0.01)。気腹ありで側臥位での換気スコアは、クラス I/II/III の患者数に有意差はなかった(それぞれ PLMA 群では 83/7/2、SLMA 群では 76/14/2)。有害事象の発生率は両群で同等であった。

・著者らのデータは、PLMA の方が腹腔鏡手術のための側臥位において、SLMA と比較して高い OLP を有することを実証している。両器具は、同等の適切な換気効率を提供する。

[!]:側臥位が必要な腹腔鏡手術に使用するなら、スプリームよりもプロシールの方が良いようだ。

【出典】
Influence of lateral position and pneumoperitoneum on oropharyngeal leak pressure with two types of laryngeal mask airways.
Acta Anaesthesiol Scand. 2017 Jul 25. doi: 10.1111/aas.12943. [Epub ahead of print]

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