■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2017/08/09





【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。
(1) NMR (2) PSG (3) tPA (4) TEE (5) ADH

[解答]
(1)nuclear magnetic resonance:核磁気共鳴
(2)polysomnography:睡眠ポリグラフ検査/ポリソムノグラフィ
(3)tissue plasminogen activator:組織プラスミノゲン活性化因子
(4)transesophageal echocardiography:経食道心エコー法
(5)antidiuretic hormone:抗利尿ホルモン



[出典] 麻酔科学用語集 第3版




【問題2】(呼吸) 喀血時の気管支ファイバースコープ施行時の注意として不適切なのはどれか?
1) 気管内挿管下に行う
3) 十分な局所麻酔を施す
5) 出血部を不用意に刺激しない
2) 患側を上にして行う
4) 吸引管径の太いものを使用


[解説] 喀血時の気管支ファイバースコープは、患側を下にして行なう。患側を上にすると血液が健側に流れ込んで窒息をきたしかねない。大量喀血や換気障害に対処するために、また頻回のファイバーの出し入れがし易いように、できるかぎり気管内挿管下に行うことが望ましい。過剰な咳嗽反射はスコピー操作がやりにくいばかりでなく、出血を助長したり、ファイバー先端による気管支粘膜の損傷をきたす恐れがあるので、十分な局所麻酔を施すべきである。スコープはできるだけ吸引管径の太いものを使用すべきである。出血部を不用意に刺激しないのは当然である。


[正解] 2 [出典] 緊急処置マニュアルP201



【問題3】(局所麻酔薬) 次のうち正しいのはどれか。

ア:アミド型局所麻酔薬の方がエステル型のものに比べて、過敏反応の頻度が高い。

イ:血中のリドカインは約30%が血漿蛋白と結合している。

ウ:局所麻酔薬による痙攣に対する治療には、まず塩化サクシニルコリンを投与する。

エ:リドカインの血中濃度が10μg/mlをこえると、痙攣の起こる場合がある。

オ:リドカインはα1-acid glycoprotein と親和性が高く、よく結合する。


[解説] アミド型局所麻酔薬の方がエステル型のものに比べて、過敏反応の頻度が少ない。ブピバカイン・エチドカインは95%、リドカイン・メピバカインは64~77%、プリロカインは65%、がそれぞれ血漿蛋白と結合する。局所麻酔薬による痙攣に対する治療には、まず酸素療法→バッグマスク換気→チオペンタールあるいはジアゼパム投与→それでも痙攣が止らない場合、塩化サクシニルコリンを投与する。リドカインの血中濃度>5~10μg/ml、ブピバカイン>2.3~5μg/ml、メピバカイン>10μg/mlで痙攣が発生する。局所麻酔薬はα1-acid glycoprotein と親和性が高く、よく結合する。


[正解] (エ)、(オ) [出典] 第28回麻酔指導医認定筆記試験:A20




【問題4】(中枢神経) 意識障害に皮膚の紅潮を認めたときは何を考えるか?
1) アジソン病クリーゼ
3) 甲状腺機能低下症
5) 肝性昏睡
2) 高血糖性昏睡
4) CO2ナルコーシス


[解説] 意識障害に皮膚の紅潮を認めたときには、アルコール中毒、一酸化炭素中毒、CO2ナルコーシス、高体温などを考える。


[正解] 4 [出典] クリティカル記憶術2P16

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