気管チューブまたはラリンジアルマスク後の咽頭痛と嗄声の性差:前向き研究

性差1.png・術後咽喉頭痛や嗄声は、気道操作後の軽度の合併症である。本研究は、主に、ラリンジアルマスク(LMA)と気管チューブ(ETT)後のこれらの症状の発生率と POST の部位における性差を調査するために行われた。

・4 ヵ月間に合計で男性 112 人、女性 185 人が含まれた。全患者を術後と 24 時間後に、咽喉頭痛、その部位、嗄声について評価した。患者に症状がみられた場合、48、72、96 時間後に症状が改善するまで追跡調査した。

・両気道器具を一緒に分析すると、術後咽喉頭痛(POST)と術後嗄声(PH)に有意な性差はなかった。咽喉頭痛と嗄声の発生率は、LMA よりも ETT 後の術後の方が高かった(それぞれ、32% vs 19%、p=0.012、57% vs 33%、p<0.001)。LMA 後には、男性よりも女性の方が有意に POST が多かった(26% vs 6%、p=0.004)。ETT 後には、POST または PH 、また LMA 後の PH の発生率に有意な性差は認められなかった。喉頭以下に疼痛のあった患者は、LMA 後よりも ETT 後の方が多かった(24% vs 4%)。喉頭よりも上方の疼痛は、ETT よりも LMA 後の方がよく見られた(52% vs 37%)。

・女性の方が男性よりもサイズの小さい ETT で挿管されるという臨床現場では、性別間で POST や PH に有意差はなかった。さらに、LMA を使用した場合には、男性よりも女性の方が POST が多くなる。POST と PH を認識することによって、麻酔と手術時に最良の気道器具を使用できる患者を合理化するのに役立つ可能性がある。

【出典】
Gender differences in sore throat and hoarseness following endotracheal tube or laryngeal mask airway: a prospective study.
BMC Anesthesiol. 2014 Jul 19;14:56. doi: 10.1186/1471-2253-14-56. eCollection 2014.

<関連記事>

気管挿管後の気道症状を発症する危険因子に性差あり

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック