腹腔鏡下噴門形成術後のリドカイン静脈内注入の鎮痛効果:前向き無作為化二重盲式プラセボ対照試験

・本研究は、リドカイン静脈内注入が、腹腔鏡下噴門形成術後の術後疼痛強度を低下させるかどうか、また、試験した用量で静脈内リドカインの安全性を検証することを目的とした。

・これは、単一施設での無作為化二重盲式プラセボ対照並行群試験であった。腹腔鏡下噴門形成術を受ける成人患者を募集した。介入群は、麻酔導入に先立ってリドカインボーラス 1mg/kg を静脈内投与し、次いで2mg/kg/時間で 24 時間静脈内注入投与た。主要評価項目は、術後 30 時間にわたり数値評価尺度を用いて測定した疼痛であった。副次評価項目は悪心嘔吐、オピオイド必要量、有害事象、血清リドカイン濃度、入院期間であった。

・本研究は、24 人の患者での中間解析で無意味であるエビデンスが示された後に終了した。安静時(2.0±2.7 vs 2.1±2.4、P=0.286)、また運動時(2.0±2.6 vs 2.6±2.7、P=0.487)の術後疼痛スコア(リドカイン vs 対照、平均±標準偏差)に差はなかった。リドカイン群では 3 つの有害事象が発生した(患者の 25%)。

・静脈内リドカインは、腹腔鏡下噴門形成術を受ける患者に臨床的に有意な鎮痛をもたらさなかった。有害事象をきたした患者の血清リドカイン濃度は治療範囲内であった。この試験では、試験用量での静脈内リドカインの安全性を確認することはできない。

【出典】
The analgesic efficacy of intravenous lidocaine infusion after laparoscopic fundoplication: a prospective, randomized, double-blind, placebo-controlled trial.
Local Reg Anesth. 2016 Dec 2;9:87-93. eCollection 2016.

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