帝王切開分娩時の骨盤位と脊椎麻酔後低血圧リスクの相関関係を調査するための後ろ向き研究

・帝王切開に際してのくも膜下ブロックは依然として重症低血圧の脅威を引き起こし、母体と胎児に不安定な血行動態をもたらす可能性がある。本後ろ向きの二重盲式試験では、胎児の骨盤位、頭位と脊椎麻酔下の低血圧の発生率?との相関を検討する。

・本試験は、2014 年 1 月から 2014 年 12 月中に、低分節帝王切開を予定された妊娠女性について行われた。包含基準を適用した後、568 人の患者が募集された。そのうち 363 人が頭位であり、184 人の患者はこつばんいであった。彼女らは、I 群と II 群の 2 群に分けられた。自動データ分析から回収したモニターと治療データ(血圧、心拍数、動脈酸素飽和度、昇圧薬/アトロピンの用量)を後ろ向きに分析して、低血圧、徐脈、徐脈と悪心±嘔吐を伴う低血圧の有症率を調査した。

・I 群では、低血圧、徐脈、除脈を伴う低血圧の有症率は、それぞれ 152.8人(41.83%)、8人(2.20%)、7人(1.92%)であった。II 群では、低血圧、徐脈、徐脈を伴う低血圧の有症率はそれぞれ 93(50.5%)人、5(2.71%)人、6(3.2%)人であった。群間差は、低血圧については、統計的に有意であった。I 群では、152 人の患者(41.87%)が 1 回、23 人(6.33%)が 2 回、3 人の患者(0.82%)が 3 回の低血圧症をきたした。II 群では、93 人(50.5%)、19 人(7.89%)、2 人(1.08%)の患者がこのような症状をきたした。その差は、1 回と 2 回の低血圧症に関しては有意であった。術中悪心の有病率は、I 群では 11.01%(40 人)、II 群では 11.41%(21 人)であった。術中嘔吐は I 群で 19 人(5.23%)、II 群で 14 人(7.60%)にみられた。ブロック高位は T6 については両群で同等で、T4 レベルについてはその差は有意であった。

・胎児が骨盤位の妊娠女性では、低血圧の発生率が多い。

[!]:骨盤位の方が下大静脈を圧迫しやすいとかあるのかな?

【出典】
A retrospective study to correlate breech presentation and enhanced risk of postspinal hypotension during cesarean delivery.
Local Reg Anesth. 2015 Dec 16;8:129-34. doi: 10.2147/LRA.S91991. eCollection 2015.

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