筋弛緩をしない麻酔下の女性で、サイズ 3 と 4 の ProSeal ラリンジアルマスクを比較

・実験結果を基に、様々な著者が、筋弛緩剤を投与された女性に対しては、大きなサイズの方が良好な気道シールを提供するため、サイズ 3 のプロシール・ラリンジアルマスク・エアウェイ(PLMA)よりも、サイズ 4 のプロシールを提唱してきた。しかしながら、自発呼吸の患者では、人工呼吸に必要な圧よりも低いシール圧で適切に換気できる可能性がある。したがって、筋弛緩をしない患者では、容積が少ない方が粘膜損傷も少ないであろうから、小さいサイズの方が、好ましい可能性がある。

・短時間の婦人科外来手術に際して全身麻酔を受ける 152 人の女性を、同人数にサイズ 3 または 4 の PLMA を挿入するよう無作為に割り当てた。挿入時間、成功率、シール圧、循環動態変数、血液付着、咽頭痛などの合併症を評価した。

・血液付着の発生率は、サイズ 4 PLMA と比較して、サイズ 3 PLMA の方が少なかった(18 vs 36%、P=0.028)。サイズ 3 LMA と比較して、サイズ 4 PLMAは、血圧(P=0.003)と心拍数(P=0.01)の両方で変動が激しいという結果となった。挿入時間は、サイズ 3 PLMA の方が短かった(9 vs 16 秒、P<0.001)。サイズ 3 PLMA の気道シール圧は、サイズ 4 PLMA の気道シール圧よりも低かった(23 vs 28cmH2O、P=0.001)が、自発呼吸ののためには十分であった。

・粘膜損傷の発生率が低下し、循環動態安定性が高いことから、筋弛緩しない女性に対しては、サイズ 3 PLMAは、筋弛緩しない女性のサイズ 4 PLMA よりも好ましい可能性がある。

[!]:人工呼吸するか、自発呼吸にするかで、ラリマの最適サイズも、最適カフ圧も、その両者によって決まる必要な口咽頭シール圧も違ってくる。

【出典】
Comparison of the size 3 and size 4 ProSeal laryngeal mask airway in anesthetized, non-paralyzed women: a randomized controlled trial.
J Anesth. 2015 Apr;29(2):256-62. doi: 10.1007/s00540-014-1916-5. Epub 2014 Sep 24.

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