小児患者の気管チューブサイズ選択における超音波の役割

・本前向き研究の目的は、小児患者で適正サイズのカフ付き気管チューブを調査する際の超音波の成功率を調査し、その結果を従来の身長を基にした(Broselow)テープと年齢に基づく式によるチューブサイズと比較することであった。

・年齢 1-10 歳で、アデノイド扁桃摘出術に際し全身麻酔を受けた 152 人の小児を研究に登録した。全参加者において、無呼吸中に超音波を用いて声門下の横径を測定した。気管チューブは、測定された声門下部の気道径に適合する外径を有するものを選択した。年齢を基にした(本山 - Khine)、および身長を基にした(Broselow)気管チューブサイズを計算した。気管にチューブを通す際に抵抗があった場合、または、リークが聴取できるために気道内圧>25cmH20 を必要とする場合、気管チューブを内径が 0.5mm 小さいものに交換した。気道内圧<10cmH20 でリークが聴取できるか、またはシールするのにピーク圧>25cmH20、またはカフ圧>25cmH20 が必要な場合、チューブ内径が 0.5mm 大きなものに変更した。最適なチューブ内径は、前述の条件を満たしたチューブ内径であった。気管チューブ交換の必要性と最高気道内圧が記録された。

・超音波で決定したチューブの内径は、小児の 88% において最適なチューブと同じであった。気管チューブは、15 人の患者で 1 サイズ太いものに、3 人の患者で 1 サイズ細いチューブに置き換えられた。Bland-Altman 分析を使用して、身長に基づく推定と、年齢に基づく式よりも、超音波測定の方が良好な一致が観察された。

・著者らの所見は、超音波で測定した声門下径は、小児気管チューブの適切サイズを推定する際に、気道の声門下径を評価するための信頼性できる予測因子であることを示している。

[!]:実物を計測するわけだから適合性は良いに決まっていると言えば、言い過ぎかな。どこでもいつでもできるかが問題かな。

【出典】
The role of ultrasound in appropriate endotracheal tube size selection in pediatric patients.
Paediatr Anaesth. 2017 Aug 28. doi: 10.1111/pan.13220. [Epub ahead of print]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック