待機的手術後の術後認知機能障害に及ぼすスガマデクス vs ネオスチグミン/アトロピン併用の効果

・本研究は、待機的手術後の成人患者における術後認知機能障害(POCD)に及ぼすスガマデクス vs ネオスチグミン/アトロピンの効果を評価することを目的とした。

・年齢 40 歳超の 160 人の ASA-PS I/III の患者に対して無作為化二重盲式対照試験がを実施した。 1)術前、2)術後 1 時間、3)退院時の 3 時点で、ミニメンタルステート評価、クロックドローイング試験、アイザックスセット試験を用いて認知機能を評価した。麻酔プロトコールは、筋弛緩の拮抗を除いて全患者で同じで、拮抗薬は、四連反応で T2 が再出現した後にスガマデクスか、ネオスチグミン/アトロピンのいずれかを無作為割り当てで投与された。POCD は、2 種類以上の認知検査で ≧1標準偏差の低下として定義した。

・POCD の発生率は、術後 1 時間と退院時(ネオスチグミン群では 28% と 10%、スガマデクス群では 23% と 5.4%、それぞれ P=0.55 と 0.27)の両群で同等であった。個々の試験と関連して、ネオスチグミン群ではクロックドローイング試験の有意な低下が手術後 1 時間と退院時に観察された。アイザックスセット試験では、スガマデクス群の方が大きな低下が見られた。

・これらの知見は、ネオスチグミンまたはスガマデクス投与後には、POCD の発生率に臨床的に重要な差がないことを示唆している。

[!]:スガマデクスとワゴスチグミン拮抗で POCD には差がないと。

【出典】
Effect of sugammadex versus neostigmine/atropine combination on postoperative cognitive dysfunction after elective surgery
Anesthesia and Intensive Care 5Volume 45, Issue 5, September 2017 81-588

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