術後急性痛に対する術前フルルビプロフェンアキセチル投与:無作為化比較試験のメタ分析

・非ステロイド性抗炎症薬は、術後疼痛を効果的に減少させ、オピオイドの必要性を減少させることが示されている。フルルビプロフェンアキセチルは、炎症組織に対して高い親和性を有する注射可能な非選択的シクロオキシゲナーゼ阻害剤であり、標的薬物療法および長時間作用を達成する。このメタ分析は、フルルビプロフェンアキセチルの術前使用と術後鎮痛に及ぼす影響を調べた。

・PubMed、Cochrane CENTRAL、EMBASE データベースのライブラリの電子文献検索が 2016 年 2 月に実施された。検索は無作為化比較試験に限定した。主要評価項目は疼痛スコアであった。副次評価項目には、術後の累積オピオイド使用量とオピオイド関連副作用が含まれた。

・本研究には、457 人の患者を対象とした合計 9 件の RCT 試験が含まれた。術前フルルビプロフェンアキセチル治療群では、治療を受けなった患者と比べて、2 時間(SMD -1.00; 95%CI -1.57~-0.43、P=0.0006)、6 時間(SMD -1.22; 95%CI -2.01 ~ -0.43)、P=0.002)、12 時間(SMD -1.19; 95%CI -2.10~-0.28、P=0.01)、24 時間(SMD -0.79; 95%CI -1.31~-0.27、P=0.003)の時点で、疼痛スコアが低かった。術前のフルルビプロフェンアキセチルは、術後のオピオイド消費量に有意な効果はなかった(SMD -13.11; 95%CI -34.56~8.33、P=0.23)。副作用に関しては、群間に有意差はなかった。しかし、術後フルビプロフェンアキセチル投与患者と比較して、術前のフルルビプロフェンアキセチルは、手術後 2 時間でのみ疼痛スコアが低下した。

・フルビプロフェンアキセチルの術前使用は、術後疼痛スコアを有意に低下させるが、フルビプロフェンアキセチルを投与しなかった患者と比較して、悪心、嘔吐、オピオイド消費量の差はない。しかしながら、術前のフルルビプロフェンアキセチル投与が手術終了時よりも効能が高いかどうかを判断するには、より均質でよく計画された臨床研究が必要である。

【出典】
Preoperative flurbiprofen axetil administration for acute postoperative pain: a meta-analysis of randomized controlled trials.
J Anesth. 2017 Sep 21. doi: 10.1007/s00540-017-2409-0. [Epub ahead of print]

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