赤血球製剤に対する血漿のバランスのとれた輸血比は、外傷患者と手術患者の両方で転帰を改善するか?

<ハイライト>
・バランスの取れた輸血は死亡率に影響する。
・高い比率の方が良好な生存率と関連している。
・FFP:RBC 比が 1:1.5 で最も高い生存率を達成した。
・輸血比率と ARDS/ALI の発生率との間には関連性がない。

<要旨>
・新鮮凍結血漿(FFP):赤血球製剤(RBC)の高い輸血比率が死亡率に及ぼす効果は、依然として議論の余地がある。観察的エビデンスは、死亡率の便益に関する最近の無作為化比較試験と矛盾する。これは非外傷患者集団を含む最新のメタ分析である。

・患者を、FFP:RBC 比に基づいて「高」vs 「低」群に分類した。主要評価項目は、24 時間と 30 日/院内死亡率であった。副次評価項目は、急性呼吸窮迫症候群/急性肺障害率であった。ランダム効果モデルと leave-one-out 法を用いた。

・36 件の研究では、比率が低い方が 24 時間と 30 日の生存率が低かった(p<0.001)。外傷および非外傷の設定では、比率が低い方は 24 時間と 30 日死亡率の悪化と関連していた(P<0.001)。1:1.5 の比率は、24 時間と 30 日の生存率が最も高かった(p<0.001)。この比率は、ARDS/ALI と関連していなかった。

・高い FFP:RBC 比は、外傷および非外傷患者の場合、生存利益をもたらし、1:1.5 で生存率は最も高くなる。

[!]:大量輸血する場合は、FFP:RBC=1:1.5 になるようにしよう。

【出典】
Does a balanced transfusion ratio of plasma to packed red blood cells improve outcomes in both trauma and surgical patients? A meta-analysis of randomized controlled trials and observational studies
The American Journal of Surgery Published online: September 23, 2017

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