術中パラセタモールと術前デキサメタゾンを併用すると、術後咽頭痛が軽減される:前向き無作為試験

デキサメタゾン1.png・気管挿管による全身麻酔後の術後咽頭痛(POST)は、よく見られる望ましくない合併症である。本研究で著者らは、全身麻酔後の患者の POST の予防に及ぼすパラセタモールとデキサメタゾンの併用効果を評価した。

・全身麻酔下で泌尿器科手術を予定している合計 226 人の患者を、2 群のうちの 1 群に無作為に割り当てた。DexaPara 群(n=113)では、デキサメタゾン(10mg)とパラセタモール(1000mg)を注入した。Dexa 群(n=113)では、デキサメタゾン(10mg)のみを投与した。POST、嗄声、嚥下障害を観察した。術後の創部疼痛スコアと周術期オピオイド必要量を比較した。さらに、オピオイドに関連する合併症を群間で比較した。

・DexaPara 群の方が Dexa 群よりも PO??ST の全発生率が低かった[42(37%) vs 72(64%)、p<0.001]。術後 1、6 時間で安静時の POST の発生率は、DexaPara 群の方が、Dexa 群よりも低かった(それぞれ p= 0.008と p=0.004)。術後悪心嘔吐、眠気、震え、頭痛の発生率は、群間で同等であった。

・全身麻酔下で泌尿器科手術を受ける患者で、パラセタモールとデキサメタゾン注入は、重大な合併症なしに POST の発生率を低下させた。

[!]:アセトアミノフェンは旧大英帝国圏ではパラセタモールと呼ばれている。この違いは化合物名の省略法に基づいて発生した違いである。

【出典】
Combined intraoperative paracetamol and preoperative dexamethasone reduces postoperative sore throat: a prospective randomized study
Lee, J., Park, HP., Jeong, MH. et al. J Anesth (2017). https://doi.org/10.1007/s00540-017-2411-6

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