成人における気管チューブ最適挿入長の推定

・気管チューブの最適挿入長を正確に評価することで、気管支内挿管、気道外傷、偶発的抜管などの合併症を予防することができ、患者の安全性に悪影響を及ぼし、合併症率と死亡率の増加につながる。

・研究の目的は、女性と男性の成人で、身長に応じて気管チューブの最適挿入長を調査することであった。

・気管挿管を必要とするいろいろな外科手術を受ける 516 人の ASA I-II 、成人女性と男性患者からなる横断的分析研究である。口-気管分岐部間距離は、軟性ファイバー気管支鏡を用いて測定した。データ解析は、SPSS 15.0 ソフトウェアを用いて行った。

・身長と口-気管分岐部間距離は、直接的かつ統計的に有意な相関を示した。性別に従って、最適な気管内挿入長を推定するための 2 つの式が得られた:男性=11.413+(0.072×身長cm)-3、女性=13.555+(0.056×身長cm)-3。

・気管チューブの挿入長を決定する伝統的な方法は、女性の場合 21cm、男性の場合 23cm であるが、分析された集団では、気管支内挿管の発生率が高いことを示している。本研究で提案されているように、患者の身長に基づく予測式を使用することにより、気管チューブの最適な挿入長を確実に推定することができる。

[!]:コロンビアからのけっこう最近の論文。身長をパラメータにしている点は頷けるが、式が男女で異なるというのはいささか面倒だな。また式自体が美しくない。小児でも成人でも気管チューブの最適挿入長を決めるもっとも重要なパラメータは身長である。

【出典】
Estimation of the optimum length of endotracheal tube insertion in adults
Colombian Journal of Anesthesiology Volume 44, Issue 3, July?September 2016, Pages 228-234

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