筋弛緩しない麻酔下の患者で指口腔内操作ありとなしの場合の LMA Classic の挿入

・LMA Classic? の標準的な推奨挿入法は、示指を口腔内に挿入する必要がある。麻酔科医によってはこれをやるのを嫌うものもいる。著者らは LMA Classic の標準的な示指挿入法に対して、変法(患者の口に指を挿入する必要がない)を評価するために本研究を行った。

・本前向き無作為化比較研究は、同意した 200 人の患者について行われた。LMA Classic を用いた麻酔に適した患者は、標準法群(標準的な挿入法)と変法群(指を口腔内に入れて操作する必要が方法)に無作為化された。ラリンジアルマスク(LMA)は、5 人の所定の麻酔科医によって挿入された。麻酔プロトコルは標準化された。有効な気道を達成するのに要した時間、挿入の容易さ、LMA を介して得られた声門視野、咽頭痛の発生率を評価した。

・患者の特徴と手術時間は、群間で同等であった。効果的な気道確保に要した時間は、標準的法では 18.5(8)秒であり、変法では 19.7(10)秒であった。データは平均値(標準偏差)]である。挿入の容易さ(標準法では 92 人、変法では 91 人で容易であった)、成功率(両群ともに 99%)、気管支ファイバーによる声門視野、咽頭痛の発生率(標準法群で 6 人、変法群で 8 人の患者)の)は同等であった。初回試行成功率は、標準法(標準法群で 98人、変法群で 91 人)のほうが有意に高かった。

・LMA Classic は示指を患者の口に挿入する必要なく挿入できるが、初回成功率は、標準法の方が高い。

[!]:チューブ部分の屈曲がしっかりしているほど、示指挿入の必要が少ないようだ。

【出典】
Insertion of LMA Classic? with and without digital intraoral manipulation in anesthetized unparalyzed patients
J Anaesthesiol Clin Pharmacol. 2012 Oct-Dec; 28(4): 481-485.

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