麻酔患者におけるラリンジアルマスク ProSeal の挿入効率に及ぼす筋弛緩薬の効果

・麻酔科医は、しばしばカフサイズが大きいため LMA-ProSealTM(ProSeal)挿入困難に遭遇する。著者らは無作為化臨床試験を行って、麻酔患者で筋弛緩剤投与が ProSeal の挿入効率とシーリング圧にどのように影響を及ぼすかを調べた。

・成人患者は、筋弛緩薬としてロクロニウム(0.9 mg/kg)を投与されるか(R 群; 40 例)、されなかった(C 群; 40 例)。プロポフォールとフェンタニルで麻酔を導入した。挿入を成功させるために必要な試行回数、シーリング圧、挿入の主観的困難度に関して、2 群を比較した。

・2 群で換気成功に要した合計挿入試行回数は、1 回(R 群、38 例、C 群 28 例)、2 回(R 群、1 人、C 群、7 人)、3 回(R 群 1 人、C 群、5人)で、群間で有意差があった(p<0.001)。シーリング圧は、R 群のほうが C 群よりも有意に高かった(R 群、27.4±5.4cmH2O vs C 群、21.2±5.2 cmH2O、p<0.001)。人工呼吸によるリーク容量は、R 群のほうが C 群よりも有意に少なかった(R 群、17.4±29.1ml vs C 群 46.8±45.5ml; p<0.001)。主観的難易度は C 群よりも R 群のほうが有意に低かった(R 群、12.3±23.1mm vs C群、39.4±31.9mm、p<0.001)。

・筋弛緩は、麻酔科下の患者で、高い挿入成功率、高いシーリング圧、少ないリーク容量、低い主観的挿入困難度を可能とすることによって、ProSeal 挿入効率を促進すると思われる。

[!]:もっと少量のロクロニウム投与で、挿入成功率が上がるんなら使ってみようかなと言う気がするが。
あれっ!? 以前に紹介してましたわ・・・(笑)、ときどきこういうことあるんよね。
麻酔患者でラリンジアルマスク ProSeal 挿入有効性に及ぼす筋弛緩薬の効果

【出典】
Muscle relaxant effects on insertion efficacy of the laryngeal mask ProSeal(R) in anesthetized patients: a prospective randomized controlled trial.
J Anesth. 2015 Aug;29(4):580-4. doi: 10.1007/s00540-015-1982-3. Epub 2015 Feb 10.

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック