自発呼吸小児における亜酸素化窒素麻酔中のシリコーンと PVC ラリンジアルマスクのカフ圧変化の比較

・本研究の目的は、日常的な手術を受ける小児患者で 4 種類の異なるラリンジアルマスクのカフ圧を評価し、シリコーンマスクは PVC ラリンジアルマスクと比較して有意にカフ圧が増加するかどうかを判断することであった。

・年齢 16 歳未満の患者 40 人を無作為に 4 種類の声門上気道器具の1つを挿入されるよう無作為に割り当てた:LMA-Classic; LMA-ユニーク。ソフトシール、Cobra-PLA。術中を通じて、カフ圧を連続的に監視した。主要評価項目は、カフ圧の増加の測定であった。初回試行の成功率、気道確保所要時間、エアウェイの解剖学的位置、気道合併症頻度データをモニターした。

・N2O 暴露の 5 分以内に平均カフ圧が上昇し、シリコーン LMA-C は、試験した PVC ベースの声門上気道器具と比較して有意にに高く、45 分後にカフ圧のプラトー値に達した。全体の初回試行成功率(97%)と平均気道確保所要時間(24±9 秒)は非常に満足でき、全患者は首尾よく手術を受けた。解剖学的位置はほとんどのエアウェイで適切であったが、コブラ群の患者の 34% で、喉頭蓋か、披裂軟骨の逸脱が検出された。器具による気道合併症は軽微であった。

・本研究では、シリコンベースの LMA-C を使用した小児の麻酔中のカフ圧の大幅な上昇が示されたが、PVC ベースの声門上気道器具の方が増加がはるかに少なかった。

[!]:ラリンジアルマスクも気管チューブと同様に、シリコン製のカフは、亜酸化窒素を使用した際にカフ圧が急激に上昇するので要注意である。


【出典】
Comparison of cuff-pressure changes in silicone and PVC laryngeal masks during nitrous oxide anaesthesia in spontaneously breathing children.
Comparison of cuff-pressure changes in silicone and PVC

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