ラリンジアルマスク挿入を容易にするための低用量ロクロニウムの使用

・この 2 相試験では、ラリンジアルマスク(LMA)挿入を容易にする低用量ロクロニウムの有効性を評価した。

・第 1 相では、プロポフォール+フェンタニル+亜酸素化窒素で麻酔した 3 群の患者(それぞれ n=10)において、ロクロニウム 100、150、300μg/kg の効果発現時間を決定した。第 2 部では、ロクロニウム 100、150、300μg/kg 、またはプラセボを、二重盲式法で 4 群の患者(それぞれ n=50)に無作為に投与した。その後、プロポフォール 2.5mg./kg で麻酔を導入した。ロクロニウム 300μg/kg、またはプラセボ群の患者には 1.5 分後にプロポフォールを投与した。ロクロニウム 100、または 150μg/kg 群患者には 3 分後にプロポフォールを投与した。90 秒後に LMA を挿入した。麻酔導入直前に、患者は筋弛緩の症状について尋ねられた。

・第 1 相では、効果発現時間はそれぞれ 180 秒(SD 41)、191 秒(59 秒)、89秒(34 秒)であった。第 2 相では、ロクロニウムを投与した患者の 90.6% で LMA の挿入は容易であったのに対して、プロポフォールのみを投与した患者では 42% であった(P<0.05)。ロクロニウムは、LMA 挿入の全体容易さを総じて改善した。LMA の挿入は、ロクロニウム 100μg/kg を投与された患者の 80% で容易と価された。不快な効果の発生率は、ロクロニウム 300μg/kg で最も大きかった。

・不快な効果を最小としつつ、LMA 挿入を容易にするのに必要な最適用量は、ロクロニウム 100μg/kg であるようだ。

[!]:かなり昔の文献だが、ラリマ挿入を容易にするためのロクロニウム少量投与量としては 100μg/kg が適当であろうと。

【出典】
The use of low-dose rocuronium to facilitate laryngeal mask airway insertion.
Middle East J Anaesthesiol. 2001 Feb;16(1):41-54.

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