成人における LMA-Unique を用いた 3 種類の異なる挿入法の比較:無作為化試験の結果

・3 つの気道操作挿入法は、LMA のより速い挿入を可能にした。本研究では、ラリンジアルマスク Unique で 3 種類の異なる挿入法を比較した。

・年齢18~65 歳、ASA I-II患者 182 名を試験に含めた。患者は、標準群、回転群、3 つの気道操作(トリプル)群に無作為に割り振られた。標準群(n=60)では、LMA(ラリンジアルマスク)を指による口腔内操作で挿入した。トリプル群(n=60)では、3 つの気道操作(開口、頭部後屈、下顎拳上)によって LMA を挿入した。回転群(n=60)では、Guedel エアウェイのように、LMA を前後逆に挿入した。初回試行での挿入成功、挿入成功までの所要時間、ファイバーによる評価、気道合併症率、循環動態反応を評価した。

・初回試行での挿入成功は、標準群で 88.3%、回転群で 78.3%、トリプル群で 88.3% であった。全体的な成功率(1 回目と 2 回目の試行で挿入成功と定義)は、標準群で 93%、回転群で 90%、トリプル群で 95% であった。挿入成功に要した時間は、標準群(11.78[6-24]秒)と回転群(11.57[5-31]秒)と比較して、トリプル群のほうが有意に短かった(平均[範囲]8.63[5-19]秒)。ファイバによる評価、気道合併症率、循環動態反応は、全群において同様であった。

・回転法と 3 つの気道操作挿入法挿入法は容認できる代替法である。3 つの気道操作法は、全体的な成功率が高く、LMA 挿入に際しての挿入時間を短くすることができ、したがって、緊急的状況のために心に留めておくべきである。

[!]:ここで言う「3 つの気道操作挿入法」は、もともとは、"direct technique"と呼ばれるもので、示指を口腔内に挿入することなく挿入する方法で以下の文献に記載されている。
Brimacombe J, Keller C. Insertion of the LMA UniqueTM with and without digital intraoral manipulation by inexperienced personel after manikin-only training. The Journal of Emergency Medicine 2004; 26: 1–5.

【出典】
Comparison of three different insertion techniques with LMA-Unique? in adults: results of a randomized trial
Rev Bras Anestesiol. 2017 Sep - Oct;67(5):521-526. doi: 10.1016/j.bjan.2017.04.007. Epub 2017 May 16.

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