1999 年から 2011 年までの冠動脈バイパス術後の院内術後脳梗塞の予測因子としての頚動脈疾患

・本研究では、冠動脈バイパス術(CABG)後の脳梗塞の危険因子を検討した。特に、院内術後脳梗塞の予測因子としての無症候性頸動脈狭窄(片側と両側の両方)の役割が検討された。最後に、1999 年から 2011 年までの院内術後脳梗塞の傾向についても検討した。本研究の目的は、CABG 後の脳梗塞のリスクが高い患者を適切に特定し、そのような患者の周術期管理に関する議論を開始することであった。

・1999 年から 2011 年までの全国入院患者サンプルのデータを後ろ向き的に分析した。研究コホートは、国際疾病分類 第 9 改訂版、臨床修正 (ICD-9-CM) と臨床分類ソフトウェアコードを用いて同定された。本研究では、探索的統計、単変量解析、多変量回帰を用いた。

・無症候性片側性および両側性頚動脈狭窄は、院内術後卒中の独立危険因子であった。さらに、加齢、性別が女性、van Walraven スコアの上昇、麻痺、神経学的障害、感染性心内膜炎の既往、無症候性脳底動脈狭窄、脳血管閉塞がすべて、脳梗塞の統計的に有意な予測因子であることが示された。頸動脈狭窄のある患者と van Walraven スコア>14 は、院内術後脳梗塞で特に脆弱であることが判明した。最後に、頸動脈狭窄の予測因子を分析し、加齢、性別が女性、van Walraven 高スコアは、無症候性頸動脈狭窄の重要な予測因子であることが判明した。

・本研究では、大規模で縦断的な地域集団ベースのデータベースで、CABG 後の脳梗塞の危険因子を調べた。本研究は、片側性および両側性の両無症候性頚動脈狭窄が、実際に院内術後脳梗塞の危険因子であることを見出した。さらに、多くの他の予測因子が同定された。これらの結果は、周術期脳梗塞のリスクが高い患者を特定するのに使用でき、望むらくは、CABG の悲惨な合併症の発生率を低下させることができる。

【出典】
Carotid artery disease as a predictor of in-hospital postoperative stroke after coronary artery bypass grafting from 1999 to 2011
Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia Available online 9 October 2017

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