高齢患者における経皮的経椎間孔内視鏡下椎間板切除術における局所麻酔と硬膜外麻酔の効果比較

<ハイライト>
・年齢 65 歳以上の高齢患者における経皮的経管腔内視鏡下椎間板切除術のための局所麻酔と硬膜外麻酔の効果を比較する初めての研究

<要旨>
・局所麻酔(LA)は、経皮的経椎間孔内視鏡下椎間板切除(PTED)に推奨されるが、臨床診療では、LA は PTED 中に満足のいく疼痛管理を達成できないことが示されている。本研究は、年齢 65 歳以上の高齢者における PTED に対して LA と EA との比較を調査することを目的としていた。

・2013 年 5 月から 2014 年 12 月まで PTED を受けた年齢 65 歳以上の患者の後ろ向き的分析を行い、患者を麻酔法に従って 2 群に分けた。手術時間、レントゲン透視時間、術後ベッド上安静時間、視覚アナログスケール(OAS)、オスウェストリー腰痛障害指数(ODI)、マクナブ予後基準に基づく全体的転帰、麻酔の満足度、合併症を含めて、分析のためにデータが収集された。

・合計 132 人の一連の患者が本研究に登録された。LA 群は 65 例、EA 群は 67 例であった。EA 群では LA 群と比較して手術時間(P<0.001)と術後ベッド上安静時間時間は長かった(P<0.001)が、レントゲン透視時間は短く(P<0.001)、腰部痛の VAS スコアは術中P(P<0.001)、術後 1 時間(P<0.001)、術後 1 週間(P<0.001)で低かった。同様に、EA 群では、下肢疼痛の VAS スコアが術中(P<0.001)と術後 1 時間(P<0.001)で低かった。加えて、EA 群のほうが、高い麻酔満足度が観察された(P=0.029)。

・PTED に対する EA と LA は、年齢 65 歳以上の高齢者で、同様の臨床転帰を達成した。しかし、PTED に対する LA と比較して、EA の方が疼痛管理において優れた性能を有していた。

[!]:局所麻酔よりは、硬膜外麻酔の方が楽だろうな。自分だったら断然硬膜外を選択するな。

【出典】
Comparison of the effects of local anesthesia and epidural anesthesia for percutaneous transforaminal endoscopic discectomy in elderly patients over 65 years old
International Journal of Surgery December 2017Volume 48, Pages 260?263

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