麻酔下小児でラリンジアルマスク除去のためのフェンタニル併用デスフルランの最小肺胞濃度

・デスフルランは、麻酔から急速に覚醒する。したがって、麻酔小児のラリンジアルマスクを除去するのに使用できる。著者らは本研究を行って、小児で気道合併症をきたすことなくラリンジアルマスクの除去を可能にするフェンタニル併用デスフルランの最適呼気終末濃度を調査した。

・眼科手術を受ける年齢 1 歳から 10 歳で、ASA-PS I の 36 人の小児が募集された。セボフルランと酸素をマスクで投与して全身麻酔を導入し、ラリンジアルマスクを挿入した。100% 酸素にデスフルランで麻酔を維持した。手術終了時に、所定の標的濃度を 10 分間維持し、ラリンジアルマスクを除去した。除去時の各標的濃度は、呼気終末濃度 5% で開始して、ディクソン上下法(ステップサイズとして 0.5%)によって予め決定した。除去後 1 分以内に、咳嗽、歯の食いしばり、合目的的運動、息止め、喉頭痙攣を伴わずに除去できた場合、成功したと考えた。

・50% の患者でラリンジアルマスク除去に成功するのに必要なデスフルラン呼気終末濃度(ED50)は、フェンタニルを併用して、デスフルラン 3.56%(95%信頼限界、3.22~3.87%)であった。

・ラリンジアルマスクの除去は、麻酔下小児の 50% において、咳嗽、体動、、他の気道合併症なしに、フェンタニルを併用したデスフルラン呼気終末濃度 3.57% で安全に達成できる。

[!]:フェンタニルを併称していれば、もっと低いデスフルラン濃度で安全に抜去できそうだが、そうでもないんだな。

【出典】
Minimum alveolar concentration of desflurane with fentanyl for laryngeal mask airway removal in anesthetized children.
Paediatr Anaesth. 2012 Apr;22(4):335-40.

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