眼球鞘下ブロックによる白内障手術で麻酔小児のラリンジアルマスク除去のためのデスフルランED50

・小児におけるラリンジアルマスク(LMA)の除去に必要なデスフルラン麻酔深度の定量化は、静脈内フェンタニルや仙骨麻酔の併用で行われてきた。本研究は、待機的白内障手術を受ける小児で、仙骨部ロックやオピオイド鎮痛薬を使用しないで、LMA 除去に必要なデスフルランの呼気終末濃度を調査することを目的とした。

・著者らの研究では、待機的白内障手術を受ける年齢 2~10 歳、ASA I/II の 25 人を登録した。フェイスマスクを使用してセボフルランと酸素・亜酸化窒素で麻酔を導入し、サイズ #2 の LMA を挿入した。執刀前に眼球鞘下ブロックを全小児に実施した。デスフルランを麻酔の維持に使用した。 LMA 除去を試みる前に、デスフルランの所定の呼気終末濃度を手術終了時に 10 分間維持した。呼気終末濃度は、ディクソン上下法(ステップサイズ 0.5%)を用いて、前の患者の反応に応じて、次の患者で増減された。 LMA 除去に対する患者の反応は、「体動あり」または「体動なし」と分類された。

・眼球鞘下ブロックの存在下でのデスフルランを用いた LMA の除去に成功するための ED50 は 3.6%(3.20-3.97%)であり、ED95 は 4.64 8%(4.15-6.47%)であった。

・呼気終末デスフルラン濃度 3.6% と 4.65% で、麻酔下小児の 50% と 95% において、ラリンジアルマスクの除去は成功裏に達成できる。

[!]:これらのデスフルラン呼気終末濃度は、フェンタニルや仙骨ブロックを併用した場合とあまり変わらない。

【出典】
Effective dose 50 of desflurane for laryngeal mask airway removal in anaesthetized children in cataract surgeries with subtenon block.
Saudi J Anaesth. 2015 Jan;9(1):27-32. doi: 10.4103/1658-354X.146277.

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