大腿内転筋の完全ブロックに必要な適切なロクロニウム投与量

・ロクロニウムは、経尿道的膀胱腫瘍切除中に閉鎖筋収縮を防止できる。大腿内転筋の完全なブロックに必要な適切なロクロニウム投与量、およびロコニウムに対する拇指内転筋の個々の反応との相関を調べた。

・全身麻酔下で膀胱腫瘍の経尿道的切除予定の 11 例の患者を調査した。全身麻酔導入後、拇指内転筋の神経筋モニタリングと閉鎖神経の超音波ガイド下刺激が開始された。ロクロニウム(0.15mg/kg)を繰り返し静脈内投与した。大腿筋の完全なブロックに必要な適切なロクロニウム投与量は、その時間までに投与されたロクロニウムの累積投与量として定義され、初回ロクロニウム投与後の TOF 刺激に対する拇指内転筋の初回刺激の対する反応(T1)との相関を分析した。

・大腿筋の完全ブロックに適切と分かったロクロニウム投与量は、7 人の患者では 0.30 mg/kg、残りの 4 人の患者では 0.45 mg/kg であり、初回刺激反応(T1)とは相関しなかった。大腿筋の完全なブロックの時点で、拇指内転筋筋の筋弛緩レベルは大きなばらつきがあったが、PTC 1 よりも深いレベルはなかった。

・ロコニウムに対する拇指内転筋の反応は、大腿筋を完全にブロックするのに必要な適切なロクロニウム投与量を決定するために、利用できないが、閉鎖筋収縮を防止するには、母趾内転筋を PTC≦1 に維持する、強い遮断が不可欠である。

【出典】
The adequate rocuronium dose required for complete block of the adductor muscles of the thigh.
Acta Anaesthesiol Scand. 2017 Nov 26. doi: 10.1111/aas.13045. [Epub ahead of print]

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