ラリンジアルマスク Supreme 挿入のための予測呼気終末セボフルラン濃度:前向き観察研究

・単回使用のラリンジアルマスク(LMA) Supreme は新しい声門上気道器具である。臨床現場では信頼性が高く使いやすいとされている。しかし、その挿入に際しての麻酔法は標準化されていない。本研究の目的は、筋弛緩薬を使用せずに LMA Supreme 挿入を成功させるための、呼気終末セボフルラン濃度の ED50 を調査することであった。

・単一の三次医療手術センターでの前向き観察研究で、全身麻酔下で待機的な小手術が予定されている 31 人の連続患者を対象とした。患者を 100% 酸素で前酸素化し、セボフルランの正常一回換気量吸入を用いて麻酔した。標的セボフルラン濃度は、修正ディクソン上下法(ステップサイズとして 0.5% で 2.5% から開始)を用いて決定した。所定の呼気終末濃度が確立され、10 分間維持後、LMA Supreme 挿入が試みられた。主要評価項目は、LMA Supreme 挿入に対する患者の反応であり、「体動あり」または「体動無し」のいずれかに分類された。 「体動あり」から「体動なし」までの 7 つの交叉線の平均濃度を ED50 の推定に使用した。

・50% の成人で LMA Supreme 挿入成功の推定セボフルラン濃度は 3.03±0.75%(95%信頼区間2.3~3.7%)であった。ロジスティック回帰によって得られた ET50 と ET95 の値は、それぞれ 2.83 と 5.30% であった。

・セボフルラン単独でも、成人で LMA Supreme 挿入に許容できる条件を提供することができ、推定最小肺胞麻酔濃度は 3% であり、副作用はほとんどなかった。

[!]:LMA Supreme 挿入に必要なセボフルラン ED50 は 3% であったと。この値は、Proseal よりも高く、疑問の余地があるようだ。

【出典】
Predicted end-tidal sevoflurane concentration for insertion of a Laryngeal Mask Supreme: a prospective observational study.
Eur J Anaesthesiol. 2013 Apr;30(4):170-4. doi: 10.1097/EJA.0b013e32835c5512.

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