長期間の全身麻酔は、学齢期の小児の知能に影響する

・全身麻酔は、未熟児および幼児の脳の発達障害に関連している。本研究では、全身麻酔下での整形外科手術が学齢期の児童の知能に及ぼす影響を評価した。

・年齢 6-12 歳の合計 209 名の被験者を募集し、全身麻酔の持続時間に応じて 4 群に割り当てた。対照群(n=30)、短時間群(1 時間未満、n=49)、中時間群(1-3 時間、n=51)、長時間群(>3 時間、n=79)。被験者の知能指数(IQ)は、種々の期間の全身麻酔下での整形外科術前後で Raven の標準プログレッシブマトリックス(RSPM)によって測定された(上記参照)。

・IQスコアは、長時間群では、手術前スコア(P<0.001)と比較して、手術後 1 ヶ月で有意に減少し、IQ は手術後 3 ヶ月で完全に回復しなかった(P<0.05)が、1年間の経過観察時に回復した。さらに、本研究は、小児の知能の発達が、より低い年齢での麻酔薬への曝露時間(OR=5.26、95%CI:2.70-8.41、P<0.001)、母親の教育程度低いこと(OR=2.71、95%CI:1.24-6.14、P=0.014)、早産(OR=2.76、95%CI:1.34-5.46、P=0.005)に影響されることを示している。。

・3 時間以上の全身麻酔は、整形外科手術後 3 ヶ月までの学齢年齢の小児の IQ に影響を与えた。麻酔薬への曝露時間の延長のほかに、術後 IQ 低下に寄与する要因は、小児が低年齢であること、母親の低い教育水準、早産であった。

[!]:これは、「えっ、そんなに~!嘘だろ!?」というくらいに、かなりインパクトのある報告だな。

【出典】
Long-duration general anesthesia influences the intelligence of school age children
BMC AnesthesiologyBMC series ? open, inclusive and trusted201717:170

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