正常気道患者の気管挿管に対するエアウェイスコープと McGrath MAC ビデオ喉頭鏡

・より良い喉頭像を提供し、挿管困難を容易にするために、様々なビデオ喉頭鏡(VL)が開発されている。本研究の目的は、挿管時間と挿管の容易さに関して、2 種類のVL、Pentax AWS と McGrath VL を比較することであった。

・待機的手術に際して気管挿管を必要とした年齢 19~65 歳の ASA-PS ?・?の患者 140 名を Pentax AWS(n=70)か、または McGrath VL(n=70)に無作為に割り当てた。主要評価項目は、群割り当てを知らされないの観察者によって測定された挿管所要時間(TTI)であった。挿管困難スケール(IDS)、声門開口度(POGO)スケール、声門グレード、最適な外的喉頭操作(OELM)の使用、挿管の容易さも記録した。

・Pentax AWSは、McGrath VL よりも Cormack-Lehane(CL)声門分類(1/2a/2b)(63/7/0 vs 43/24/3、P<0.001)と、POGO スケール(中央値[四分位範囲、IQR])(100[100-100] vs 100[80-100]、P<0.001)に関して良好な喉頭視野を提供した。IDS は、McGrath VL 群(中央値[IQR])(0[0-0] vs 0[0-1]、P<0.001)と比較して、Pentax AWS 群の方が有意に低かった。しかし、TTI は、Pentax AWS 群と McGrath VL 群で同様であった(中央値[IQR])(30[27-34]vs 32[27-35]秒、P=0.440)。 OELM と 挿管の容易さも2群間で同様であった。

・Pentax AWS は McGrath VL と比較して優れた喉頭視野を示した。正常気道を有する患者において、これら 2 種類の器具を用いて、挿管時間と挿管の容易さのいずれにおいても有意差はなかった。

[!]:日本でいちばん普及しているビデオ喉頭鏡は、エアイェィスコープと McGrath MAC だろうか? 普及率の統計って見たことないな~。私的には、「新しいお作法を覚えなくていいし、直接喉頭鏡としても使用できる。」っていうのが、断然 McGrath MAC に軍配を上げる理由だな。

【出典】
Comparison of the Pentax AirwayScope and McGrath MAC videolaryngoscope for endotracheal intubation in patients with a normal airway
Medicine: November 2017 - Volume 96 - Issue 46 - p e8713

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