ビデオ喉頭鏡とマッキントッシュ喉頭鏡によって上顎切歯に加えられる力

・現代のビデオ喉頭鏡(VLS)は、優れた声門視野を提供し、より容易な挿管の補助となる。本研究では、さまざまな VLS とマッキントッシュブレードを使用した場合に上顎切歯にかかる力を評価する。

・50 人の一連の手術患者は、本研究で調査した 4 つのブレードの 1組による喉頭鏡検査を受けるよう無作為に割り当てられた:VLS グライドスコープTM(Verathon Inc.、Bothell、WA、USA)、V-Mac StorzTM(Karl Storz、Tuttlingen、Germany)、McGrath(Aircraft Medical、Edinburgh、United Kingdom)、古典的マッキントッシュブレード StorzTM(Karl Storz)。気管チューブ(ETT)を声帯の前方の位置に挿入し、実際の挿管は 2 番目の喉頭鏡のみで行った。ETT を挿入している間に、患者の上顎切歯に直接加えられる力をセンサーで測定した。挿管困難の他の一般的な測定値(例えば、Mallampati 分類、Cormack-Lehane 分類、時間)も記録された。

・1 人の患者だけが標準的研究パラメーター内で挿管されず、挿管困難のために病院プロトコルに変更された。上顎切歯に加えられた力は、全ての VLS と比較して、マッキントッシュブレードのほうが有意に大きかった。力に関して VLS 間に差はなかった。Mallampati 分類を含む患者特性は、加えられた力を予測するものではなかった。

・検討した全ての VLS は、上顎切歯に加えられた力、時間、挿入試行回数の点で、、時間、挿入の試行回数、声門視野達成度に関して、マッキントッシュブレードよりも患者にとってより安全であった。喉頭鏡検査中に、異なる VLS で、喉頭鏡検査に必要な時間と挿入試行回数にには、わずかではあるが有意な差がある。加えれる力に差はなかった。個々のブレードの形状は、喉頭鏡検査の容易さにおいて重要な要素となる可能性がある。

[!]:ビデオ喉頭鏡の方が直接喉頭鏡のマッキントッシュブレードよりも上顎切歯に加えられる力が少ないと。

【出典】
Forces applied to the maxillary incisors by video laryngoscopes and the Macintosh laryngoscope.
Acta Anaesthesiol Scand. 2012 Feb;56(2):224-9. doi: 10.1111/j.1399-6576.2011.02541.x. Epub 2011 Oct 14.

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  • Q:ビデオ喉頭鏡は侵襲性が低いのか?

    Excerpt: A:ビデオ喉頭鏡では、直接喉頭鏡を使用した場合のように口腔軸、咽頭軸、喉頭軸をほぼ一直線にする必要がないので、頭部(上位頸椎)後屈、下位頸椎前屈、最大開口(顎関節)の必要度が少なく、さらには、上顎切歯.. Weblog: 麻酔科勤務医のお勉強日記 racked: 2018-01-15 09:38