脊髄手術で静脈内デキスメデトミジンとデスフルランまたはセボフルランを併用した麻酔後の回復を比較

・デスフルランとセボフルランは、安定した術中血行動態と麻酔からの急速な覚醒をもたらす吸入麻酔薬である。デキスメデトミジンは、鎮静作用と催眠作用を有する α2 作動薬である。著者らは、脊椎手術で、デキスメデトミジンの静脈内持続注入と、デスフルランか、またはセボフルランを併用した麻酔後の回復を比較した。そのようなデータはインドから入手できないためである。

・これは単盲式前向き無作為化試験であった。施設倫理委員会の承認後、患者はそれぞれ 50 人の患者の 2 群の 1 つに無作為に割り当てられた。 D 群にはデスフルランが投与され、S 群にはセボフルランが投与され、デキサメトミジンは 0.5μg/kg/h の IV 注入が施され、麻酔の維持に用いられた。

・D 群の抜管時間(ET)のほうが、S 群よりもも 4.2分 短かった(10.1±2.2 vs 14.2±1.3、P=0.004)。群間の術後回復、術後鎮痛、制吐薬の必要性は同等であった。術中の最小肺胞濃度 1 を維持するために必要な平均ダイヤル設定は、デスフルランで 3.1、セボフルランで 0.7 であった。

[!]:「術中に 1 MAC を維持する」というのは、「術中の体動を 50% 抑制する」という意味か?

【出典】
A prospective randomized study comparing recovery following anesthesia with a combination of intravenous dexmedetomidine and desflurane or sevoflurane in spinal surgeries
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2017;33:524-8

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック