小児の臍下手術に際し仙骨ブピバカインに対する補助薬としてのデキサメタゾンの鎮痛効果:前向き無作為試験

デキサメタゾン6.png・小児における適切な周術期鎮痛の提供は、手術に対するストレス反応を軽減するために重要である。局所麻酔薬を用いた仙骨鎮痛は伝統的に用いられている技術であるが、鎮痛の持続時間が限られている。いくつかの補助薬を局所麻酔薬に添加して作用持続時間を延長できる可能性がある。本研究は、小児の仙骨ブロックに際してブピバカインに添加されたデキサメタゾンの有効性を評価するために行われた。

・これは、年齢 6 ヵ月から 6 才までの 130 人の小児についての前向き二重盲式試験で、待機的臍下手術に際して 2 群のうちの 1 つに無作為に割り付けられた。C 群の小児は仙骨にブピバカインを投与され、D 群にはデキサメタゾン 0.1mg/kg を含む仙骨ブピバカインを投与した。

・デキサメタゾンを仙骨ブピバカインに添加した場合の鎮痛の平均持続時間は、1044.92(±48.66)分であったのに対して、単味ブピバカインでは 435.85(±17.95)分であった。必要とされるレスキュー鎮痛剤の投与回数と平均疼痛スコアもこの群のほうが少なかった。

・0.1mg/kg のデキサメタゾンを仙骨ブピバカインに添加すると、臍下手術を受ける小児において副作用なしに仙骨ブピバカインの鎮痛持続時間が長くなる。

[!]:ブピバカインで仙骨ブロックを行う際に、デキサメタゾン 0.1mg/kg を添加すると、鎮痛持続時間が 2 倍以上になると。これはなかなかいいじゃないですか。

【出典】
Analgesic efficacy of dexamethasone as an adjuvant to caudal bupivacaine for infraumbilical surgeries in children: A prospective, randomized study
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2017;33:509-13

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