半硬性挿管内視鏡の使用は、ビデオ喉頭鏡よりも優れていない

・困難気道を管理し、気道管理の問題を回避するために、多くのガイドラインと技術が開発されてきた。声門の最適視野を達成するために、様々なビデオ喉頭鏡やビデオスタイレットが開発され、臨床麻酔に導入されてきた。本研究の目的は、待機的手術患者で、McGrath(R) シリーズ 5(McGrath、Medtronic Dublin、Ireland)と半硬性挿管内視鏡 SensaScope(Sc; Acutronic Medical Systems AG、Hirzel、スイス)を使用して、気管チューブ(TT)を留置する時間を比較することであった。

・施設倫理委員会の承認を得て、本無作為化前向き臨床試験のために患者を募集した。除外基準は、年齢 18 歳未満、緊急手術、困難木戸が予想される明らかな予測因子の存在であった。TT を留置する時間が主要評価項目であった。副次評価項目は、声門視野を得るまでの時間、最初の換気までの時間、初回試行の挿管成功率であった。データは、中央値と四分位範囲 [IQR]として示される。

・本研究では、McG と Sc を 76 例(McG:n=38、Sc;n=38)で比較した。 McG、14 秒[12-22秒]を使用した場合の方が、Sc、22 秒[16-32秒](p=0 .003)を使用した場合よりも、留置までの時間が短かった。声門視野取得までのの時間は、McG、3 秒[2~4秒] の方が Sc、10 秒[7~23秒](p<0.001)よりも短かった。最初の換気までの時間は、Sc 32.6秒(26-41秒)の方が、McG の 25秒(19-29秒)よりも長くなった(p<.001)。気管挿管は初回試行で、McG の方が 38/38例(100%)と、Sc の 33/38(86%) よりも成功した(p=.02)。

・気管挿管はビデオ喉頭鏡 McG を用いた方がて有意に短かった。これらの結果の理由は、声門の露出や、声門開口部に入ることを悪化させるような、Sc を用いた TT の挿入を障害する舌根部での大きな組織塊の存在があり得る。

【 出 典 】
Usage of a semi-rigid intubation endoscope is not superior to a video laryngoscope. A prospective, randomised, controlled trial comparing the SensaScope vs the McGrath Series 5 in surgical patients
Trends in Anaesthesia and Critical Care Published online: January 4, 2018

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