膝関節および股関節形成術における出血量を減らすためのアミノカプロン酸の有効性と安全性:メタ分析

<ハイライト>
・アミノカプロン酸の使用は、総出血量の有意な減少と関連している。
・研究の目的は、TJA 後の出血量と輸血必要量を減らすための静注用アミノカプロン酸の有効性と安全性を評価することである。

<要旨>
・このメタ分析は、全膝関節形成術(TKA)と全股関節形成術(THA)におけるアミノカプロン酸の安全性および有効性を評価することを目的とした。

・電子データベースには、創始から 2018 年 1 月までの PubMed、Medline、Embase、Web of Science、Cochrane Library が含まれた。2 名のレビューアが、総出血量、ヘモグロビン値の低下、輸血の必要性、術後合併症を抽出した。データは、固定効果またはランダム効果モデルを使用して、連続変数と二分変数に対して、それぞれ 加重平均差と、リスク差を使用した。 STATA 14.0 を用いてメタ分析を行った。

・このメタ分析には 756 人の参加者を含む 6 件の研究が検索された。著者らの研究は、静脈内アミノカプロン酸が総出血量、ヘモグロビン低下、輸血必要性の有意な減少と関連していることを示した。さらに、血栓塞栓事象のリスク増加は確認されなかった。

・今回のメタ分析に基づいて、静脈内アミノカプロン酸は、血栓塞栓事象の発生率を増加させることなく、膝と股関節全置換術において有効かつ安全である。さらなる研究は、関節形成術におけるアミノカプロン酸と TXA との比較に焦点を当てるべきである。

[!]:これまで、トラネキサム酸の有効性を報告するメタ分析がいくつかあったが、アミノカプロン酸についても有効なようだ。

【出典】
The effectiveness and safety of aminocaproic acid for reducing blood loss in total knee and hip arthroplasty: A meta-analysis
International Journal of Surgery Published online: February 19, 2018

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