成人の挿管困難を予測するための放射線検査(CT、X 線、US)の診断精度:メタ分析

<ハイライト>
・困難気道管理が依然として発生し、特に予期しない場合には合併症リスクが増大する。
・放射線学は、挿管困難予測能がある新しく開発された方法である。
・US の診断値は、CT や X 線の診断値と同様であるが、修正 Mallampati スコアの診断値よりもはるかに優れている。
・日常的臨床使用を推奨する前に、放射線学と臨床方法の比較に関する研究が必要となる。
・US は上気道のリアルタイム観察、低コスト、放射線の必要がないため、CT や X 線より優れている。

<要旨>
・本試験の目的は、困難気道予測における放射線学的測定の全体的な精度を評価し、放射線測定と修正 Mallampati スコアとの診断値を、公表された研究のメタ分析によって比較することであった。

・PubMed、Embase、Cochrane Library、China National Knowledge Infrastructure で、関連文献の包括的な電子検索を実施した。Meta-DiSc 1.4 と STATA 12.0 をデータ解析用に選択し、QUADAS-2 ツールを使用して含まれる試験の質を評価した。困難気道は Cormack-Lehane III-IV と定義した。選択された研究からのデータをプールして、サマリー感度、特異度、陽性および陰性尤度比、診断オッズ比、ならびにサマリー ROC 曲線を得た。

・本研究には、2017 年 11 月までに計 8779 人が対象となった合計 17 件の研究が登録された。非閾値効果には異質性が存在したが、閾値効果には存在しなかった。放射線学的方法に基づくサブ群分析が行われた。感度 0.75(95%CI、0.64-0.84)、特異度 0.75(95%CI 0.68-0.81)、PLR 3.19(95%CI1.91-5.32)、NLR 0.38 95%CI 0.23-0.64)、DOR 11.74(95%CI、4.19-32.86)、AUC 0.8424 で Q *指数は 0.7741であった。X 線サブ群では、感度は 0.78(95%CI、0.73-0.82)、特異度は 0.88(95%CI、0.87-0.89)、PLR は 5.03(95%CI、2.44-10.37)、NLR は 0.27(95%CI、0.22-0.33)であり、DOR は 23.18(95%CI、8.81-60.95)、AUC は 0.8970 であり、Q *指数は 0.8280 であった。超音波サブ群の対応する値は、感度が 0.69(95%CI、0.63-0.74)、特異度が 0.84(95%CI、0.82-0.85)、PLR が 6.25(95%CI、3.81-10.27)、PLR が 0.36 95%CI、0.27-0.47)、DOR については 22.26(95%CI、10.45-47.41)、AUC は 0.8942で Q *指数 0.8251 であった。修正 Mallampati スコアのプールされた感度、特異度、PLRは、放射線学的方法のそれよりの有意に低い 0.61(95%CI 0.56-0.66)、0.63(95%CI 0.61-0.64)、2.11(95%CI 1.71-2.61)であった。

・CT、X 線、US の診断値は、修正 Mallampati スコアよりもはるかに優れていた。超音波検査では困難気道を予測する際に CT や X 線と同様の診断指数と曲線下面積を有していた。簡単であり、容易に利用でき、低コストで、放射線障害がないことを考慮すると、この状況では事前診断戦略として考慮することができる。

[!]:挿管困難お診断に、放射線学的方法を有用で、特に、術前では、エコーが簡単で、被爆もなく有用であると。

【出典】
Diagnostic accuracy of radiology (CT, X-ray, US) for predicting difficult intubation in adults: A meta-analysis
Journal of Clinical Anesthesia March 2018Volume 45, Pages 79?87

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