急性腎障害は、緊急手術患者の死亡を予測する

<ハイライト>
・救急外科手術患者で急性腎障害のリスクが高まる
・これらの患者では、急性腎障害は 90 日の死亡率を増加させる
・緊急手術後の腎代替療法のリスクも増加する
・腎代替療法が必要な場合、患者の死亡リスクはさらに高い

<要旨>
・緊急手術(EGS)を受ける患者は、合併症と死亡の危険性が高い。関連する転帰とともに、EGS を受ける患者における AKI のリスクは不明である。

・この 2 施設の観察研究には、1997 年から 2012 年までに集中治療室に入室した成人が含まれた。EGS は、ICU 入室後 48 時間以内に発生した 7 つの処置で定義された。調査された主要評価項目は、5 日間以内の AKI、90 日間の死亡であった。

・59604 例のコホートにおいて、1758 人(2.9%)が EGS を受けた。EGD 患者での AKI のリスクは、非 EGS 患者と比較して有意に増加し、調節オッズは 1.7(95%CI 1.40-1.94、P<0.001)であった。EGS 患者の腎代替療法のリスクも増加し、オッズは 1.8(95%CI 1.37-2.46、P<0.001)であった。 EGS 患者は、90 日死亡の有意に高いリスクがあり、AKI に対する調整オッズは 3.1(95%CI 2.16-4.33、p<0.001)であり、AKI のない場合に比べて、腎代替療法を必要とする AKI に対する調整オッズは、4.5(95%CI 2.58-7.96、p<0.001)であった。

・EGS は重症疾患患者の AKI の頑強な危険因子であり、その発症は 90 日死亡の増加を強く予測するものである。

[!]:緊急手術を必要とする重症患者では、急性腎障害の発生率が高く、発生した場合にその死亡率はぐんと高くなると。

【出典】
Acute Kidney Injury Predicts Mortality in Emergency General Surgery Patients
The American Journal of Surgery Published online: March 14, 2018

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