デキスメデトミジンは、脳神経外科手術での術後オピオイド消費と術後疼痛強度を低下させる:メタ分析

・デキスメデトミジン(DEX)は、脳神経外科手術中に患者に投与されてきた。いくつかの研究では、DEX は、周術期オピオイド消費量と術後疼痛強度を低下させる可能性があることが分かった。しかし、確固たる結論は得られていない。本メタ分析の目的は、脳神経手術患者の痛みを管理するための DEX の有効性を評価することであった。

・脳神経外科手術を受ける患者で、周術期オピオイド消費量と術後疼痛強度に及ぼす DEX の影響に焦点を当てた無作為化比較試験(RCT)を同定するために包括的な文献レビューを行った。PubMed、Web of Science、Cochrane Library、Scopus を検索した。得られたデータを併合て、プール平均差(MD)、標準 MD、またはオッズ比(OR)と 95% 信頼区間(CI)を適宜計算した。異質性と潜在的出版バイアスを評価した。さらに、著者らの知見の精度を向上させるために、逐次解析を行った。

・脳神経外科手術を受けた 674 人の患者(335 人の患者、339 人の対照)を含む合計 11 件の公開 RCT がこのメタ分析に含まれた。麻酔回復室(PACU)での視覚アナログスケールスコアは群間で有意差があった(MD=-1.54、95%CI、-2.33-0.75、I2=87%、P=0.0001)。さらに、処置群と対照群間に PACU でのオピオイド必要量に有意差があった(標準MD = -0.88、95%CI、-1.74-0.02、I2=91%、P=0.05)。さらに、術中オピオイド消費量は、治療群のほうが有意に少なかった(MD = -127.75、95%CI、-208.62~46.89、I2=98%、P=0.002)。

・DEX は、術後疼痛強度だけでなく、術中と PACU でのオピオイド消費量を減少させることができた。

【出典】
Dexmedetomidine Reduces Perioperative Opioid Consumption and Postoperative Pain Intensity in Neurosurgery: A Meta-analysis
Journal of Neurosurgical Anesthesiology: April 2018 - Volume 30 - Issue 2 - p 146?155

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