■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2018/04/16




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (t_____________) (a_________) : 経喉頭麻酔

(2) (b____) (p________) : 血液潅流

(3) (c___________) (t______) : 保存療法

(4) (__________n) : 動悸

(5) (p_________) (n_________) : 末梢神経障害


[解答]
(1)translaryngeal anesthesia(2)blood perfusion
(3)conservative therapy(4)palpitation
(5)peripheral neuropathy


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(静脈麻酔) レミフェンタニルについて正しいのはどれか?

ア:レミフェンタニルの麻酔維持時の基本投与速度は0.5μg/kg/分とされる。

イ:レミフェンタニルの鎮痛効果発現までの時間はスフェンタニルと同様である。

ウ:レミフェンタニルは輸血製剤とは配合してはいけない。

エ:レミフェンタニルのContext-sensitive-half-tmeは投与時間に関わらず一定である。

オ:レミフェンタニルの国内臨床試験における副作用発生率は60%以上であった。


[解説] ア×:レミフェンタニル適正使用ガイドによると、レミフェンタニルの麻酔導入時の基本投与速度は0.5μg/kg/分、維持時の基本投与速度は0.25μg/kg/分とされる。
イ×:レミフェンタニルの鎮痛効果発現までの時間は約1分でアルフェンタニルと同様である。フェンタニル(3分)、スフェンタニル(5分)に比べて効果発現が速やかである。
ウ○:レミフェンタニルは輸血製剤(血中に存在する非特異的エステラーゼで加水分解される)とは配合してはいけない。チオペンタール(白色沈殿を生じる)とも配合禁忌。
エ○:レミフェンタニルのContext-sensitive-half-tmeは投与時間に関わらず約3分と一定である。つまり長時間投与であっても蓄積性がない。
オ○:レミフェンタニルの国内臨床試験における副作用発生率は66.9%であった。この数値はこれまで臨床使用された静脈麻酔薬の中で断トツの1位なのではないか!?



[正解] 解説を参照 [出典] 今日から実践できるレミフェンタニル麻酔



【問題3】(モニター) 血圧測定について正しいのはどれか?

ア:聴診法では、カフ圧を低下させてきた時、音が減弱するか消失した時の圧が収縮期圧である。

イ:上腕動脈には側副血行路がないのでカテーテル留置を行なってはならない。

ウ:自動血圧計による血圧測定法は、オシロメトリック法と呼ばれる。

エ:動脈カテーテルの挿入期間が長くなるにつれて感染の発生率は上昇する。

オ:トランスデューサのゼロ点は室内の温度変化により変動する。


[解説] ア:×:聴診法では、カフ圧を低下させてきた時、最初に音が聞こえる時の圧が収縮期圧、音が減弱するか消失した時の圧が拡張期圧である。
イ:×:上腕動脈には側副血行がないが、多くの研究により同部へのカテーテル留置は比較手安全であることが示されている。
ウ:○:自動血圧計による血圧測定法は、オシロメトリック法と呼ばれる。一方、手動による血圧測定は、聴診器を用いる必要があることから聴診法と呼ばれる。
エ:○:動脈カテーテルの挿入期間が長くなるにつれて感染の発生率は上昇する。
オ:○:ほとんどのトランスデューサは、金属性かシリコン結晶が伸展するとその電気抵抗が変化するというひずみゲージの原理を利用している。トランスデューサのゼロ点は室内の温度変化により変動するので、圧トランスデューサの電気的平衡すなわちゼロ点較正を定期的に行なう必要がある。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p192-197




【問題4】(呼吸) PEEPの副作用として適切でないのはどれか?
1) 肺の圧外傷
3) 心拍出量低下
5) 左心室機能低下
2) 尿量減少
4) 脳圧亢進


[解説] PEEPの副作用:肺の圧外傷→緊張性気胸、脳圧亢進、静脈還流量の低下→心拍出量低下→尿量低下、静脈還流量の低下→心房性利尿ホルモン低下→尿量低下。左室機能はむしろ改善する。


[正解] 5 [出典] 内科レジデント実践マニュアルP89

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