帝王切開後の患者における高い満足度と重症疼痛との間の不一致:前向き観察対照研究

・術後疼痛(POP)の治療における最近の進歩により、手術患者の生活の質が向上している。本研究の目的は、同様のな外科手術後の患者と比較して、帝王切開後の患者における POP 管理の質を分析することであった。

・これは、大学病院で同等の腹部婦人科手術(GS 群)を受けた同年齢の患者と比較して、CS 後の患者における前向き観察分析であった。口頭評価尺度(VRS-11)による疼痛強度、鎮痛関連副作用の発生率、疼痛が QOL 項目を障害した頻度、患者の POP 治療に対する満足度を含む標準化アンケートを使用した。

・CS 後の 64 人の患者のほうが、GS(N=63)後の患者よりも運動時の疼痛を多く訴えた:平均 6.1 vs 3.6(VRS-11、P<0.001)。CS 後の患者のほうが、GS 後の患者よりも悪心(8 vs 41%)と嘔吐(3 vs 21%、P<0.001)が少なく、POP 治療について良好な満足度を示した:1.4(0.7) vs 1.7(0.7)(平均(SD)VRS-5、P=0.02)。

・高いレベルの疼痛と POP 治療に対する優れた満足度との間の不一致は、CS 後疼痛の薬物治療制限について倫理的および生物医学的検討を提起するものである。

[!]:帝王切開後は、授乳に対する配慮から、術後のオピオイド鎮痛剤の使用が制限されているため、疼痛度は高いが、同時にオピオイド投与の副作用としての悪心嘔吐も少なく、疼痛治療に対する満足度は高くなっている。

【出典】
Disparity between High Satisfaction and Severe Pain in Patients after Caesarean Section: A Prospective Observational-Controlled Investigation
Anesthesiology Research and Practice Volume 2018 (2018), Article ID 2634768, 5 pages

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック