小児鎮静のためのケタミン vs ケタミン+アトロピン:メタ分析

ケタミン4.png・救急科における小児鎮静に際してのアトロピンの適用は、依然として議論の余地がある。著者らの目的は、文献の包括的なレビューを行い、アトロピンを使用した場合としない場合とで、群間の臨床指標を評価することであった。

・PubMed、EMBASE、Cochrane Library を、小児鎮静に際してケタミンとケタミン+アトロピンを比較した無作為化および非無作為化研究について検索した。95% 信頼区間を有するリスク比は、I2 値に従って固定効果モデルまたはランダム効果モデルのいずれかを用いて計算した。

・1 件の後ろ向き研究と 4 件の無作為化比較試験が同定され、臨床的指標を比較した。臨床指数では、ケタミン+アトロピン群のほうがケタミン群よりも過剰分泌において良好な転帰を示したが(P<0.05)、発疹や頻脈の指標は悪かった。鎮静の 2 種類の方法は、悪心、嘔吐、酸素飽和度低下、興奮、喉頭痙攣については同等であった(P>0.05)。

・現在のエビデンスに基づいて、アトロピンを投与された群は、過剰分泌を減らし、発疹および頻脈を増加させた。 2 群間での悪心、嘔吐、酸素飽和度低下、興奮、喉頭痙攣において差異は観察されなかった。いくつかの研究が低品質であったことを考えると、これらの知見をさらに検証するために、さらに高品質の無作為化比較試験を実施すべきである。

【出典】
Ketamine versus ketamine pluses atropine for pediatric sedation: A meta-analysis
The American Journal of Emergency Medicine Available online 5 April 2018

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