肥満成人の気管挿管のためのビデオ喉頭鏡 vs マッキントッシュ喉頭鏡:系統的レビューとメタ分析

・ビデオ喉頭鏡検査は 2000 年代より一般的になってきた。いくつかの文献の逸話的な報告にもかかわらず、ビデオ喉頭鏡検査は、肥満成人の気管挿管に際してマッキントッシュ直接喉頭鏡検査よりも優れているかどうかは不明である。この系統的レビューとメタ分析は、肥満成人の気管挿管に際して、ビデオ喉頭鏡とマッキントッシュ喉頭鏡を比較した、前向き無作為化研究に焦点を当てている。

・手術室での肥満患者を対象とした系統的レビューとメタ分析である。気管挿管の成功率、挿管時間、挿管時の声門可視化データを確認した研究から抽出した。サブ群解析では、著者らはまた、気管チューブガイド溝がある場合とない場合とで、パラメータを比較した。個々の試験からのデータを併合し、DerSimonian & Laird ランダム効果モデルを用いて、プール相対リスク(RR)または加重平均差(WMD)、ならびに対応する 95% 信頼区間(CI)を計算した。

・13 件の試験を記載した 11 件の記事が包含基準を満たした。ビデオ喉頭鏡の性能は、全ての評価項目についてマッキントッシュ喉頭鏡の性能よりも優れていた。(成功率; RR=1.11、95%CI 1.04~1.18、p=0.001、I2=63%、挿管時間; WMD=-16.1、95%CI -31.1~-1.10、p=0.04、I2=97%、喉頭視野化、RR=1.19、95%CI 1.09~1.30、p<0.0001、I2=76%)。サブ群解析では、両タイプ(チューブガイド溝の有無)のビデオ喉頭鏡の成績は、気管チューブガイド溝のないビデオ喉頭鏡の挿管時間を覗いて、マッキントッシュ喉頭鏡よりも優れていた。

・ビデオ喉頭鏡は、肥満成人の気管挿管の際して、マッキントッシュ喉頭鏡よりも優れていた。(GRADEスコアは低いかまたは非常に低い)。

[!]:なんらかの困難性が予測される場合には、ビデオ喉頭鏡の方が有利なのかな。

【出典】
Videolaryngoscope versus Macintosh laryngoscope for tracheal intubation in adults with obesity: A systematic review and meta-analysis.
J Clin Anesth. 2018 Feb;44:69-75. doi: 10.1016/j.jclinane.2017.11.008. Epub 2017 Nov 20.

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