小児患者でスガマデクスによる拮抗時、TOF の回復は、単収縮の回復に先行する

・ロブロニウム誘発性筋弛緩をスガマデクスで拮抗させた後、成人では、TOF 比 0.9 への回復は、TOF の T1 が 90% に回復するよりも速い。 スガマデクスを用いた神経筋遮断の回復後のこれらの所見は、小児患者ではまだ調査されていない。この後ろ向き分析の目的は、小児患者でロクロニウム誘発性筋弛緩をスガマデクスで拮抗させた後の、TOF の T1 高と TOF 比との関連性をを調査することであった。

・患者 ASA I-III、年齢 2~11歳、腹部または会陰部手術を受けた患者を分析に含めた。病院データベースから必要なデータを抽出した後、患者は、スガマデクスの投与量に基づいて 2 群に分けられた:A 群:中等度筋弛緩の拮抗のための 2mg/kg と B 群:深い筋弛緩の拮抗のための 4mg/kg。これらの 2 群における TOF の T1 高の回復と TOG 比の関係を分析した。

・年齢 2~11 歳の小児患者 43 人のデータを分析することができた。B 群における TOF 比 0.9 に回復した時点での TOF の T1 は、A 群と比較して、統計的に有意に低かった。TOF 比が 0.9 に達した 3、5 分後には、この高さは群間で統計的に有意な差はなかった。

・結果は成人の結果と一致しており、TOF 比が 0.9 に回復する方が、TOF の T1 が同程度に回復するのよりも早かった。


【出典】
Train-of-four recovery precedes twitch recovery duringreversal with sugammadex in pediatric patients: Aretrospective analysis
Paediatric Anaesthesia Accepted: 10 January 2018

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