セボフルラン、プロポフォール麻酔中のラリンジアルマスク(LMA)挿入麻酔深度の指標としてのエントピー

・麻酔深度の評価は、麻酔診療の基本である。エントロピー測定は、客観的なモニタリングであり、全身麻酔中の鎮痛と催眠レベルを示す反応エントロピー(RE)および状態エントロピー(SE)の 2 種類がある。本研究の目的は、エントロピーをツールとして LMA 留置時の麻酔深度を評価することであった。麻酔深度の指標としてのエントロピーの評価は、循環動態変動と LMA 留置の成功率の形で行われる。

・全身麻酔下で 2 時間未満の待機的手術を受ける両性の ASA グレード I/II を有する年齢 20~50 歳の 100 人の患者で、倫理委員会承認後、前向き研究を行った。エントロピー値がベースライン値から 30~40 に低下するまでセボフルラン 2.5% および IV プロポフォール 6ml/分で麻酔を導入し、次いで LMA 挿入を行った。SE 値および RE 値は 30 秒??ごとに 5 分間記録した。平均血圧および心拍数を、導入後 5 分ごとに記録した。

・導入開始から 30 秒以内に RE および SE 値に有意な変化があった。 120 秒から 150 秒で RE(40.10±2.52)と SE(39.2±2.47)の所望の値が達成された。術中に使用したプロポフォールの平均投与量は 86.5±3.5mg であり、平均挿入時間は 110±12 秒であった。研究群の患者は、手術中安定した血行動態を有していた(p値 -0.8)。

・エントロピーは、セボフルランとプロポフォール麻酔中の LMA 留置の麻酔深度を評価する信頼できる指標である。

【出典】
Entropy as an Indicator to Measure Depth of Anaesthesia for Laryngeal Mask Airway (LMA) Insertion during Sevoflurane and Propofol Anaesthesia.
J Clin Diagn Res. 2017 Jul;11(7):UC01-UC03. doi: 10.7860/JCDR/2017/27316.10177. Epub 2017 Jul 1.

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